お部屋選びをする時はどんなところを見ますか?
多くの方は、キッチンの広さや形状も重要な要素の一つだと思います。
使いやすくておしゃれなカウンターキッチン。
しかし、カウンターキッチンの開口部から、寒い風がダイニングやリビングに吹き込んきたら、困っちゃいますよね。
そこで、カーテンを付けるなどの対処をすることで、キッチンからの寒い風を遮断しちゃいましょう。
カウンターキッチンだけじゃない!キッチンの種類
キッチンはその種類により形状が大きく異なります。
お使いのキッチンの形状によっても特性が異なるため、まずはその種類についてご説明します。
キッチンは大きく分けて「対面キッチン」と「壁付キッチン」の二種類に分かれます。
さらに、対面キッチンの中でも以下のように細かく分かれます。
・アイランドキッチン:壁と接しておらず「島」のように大きく孤立している形状のキッチン
・ペニンシュラキッチン:アイランドキッチンの片方だけ壁に接している「半島」のような形状のキッチン
・Ⅰ型キッチン:コンロからシンクまでが横一直線に「I」のような形状のキッチン
・L型キッチン:キッチンが直角に曲がっており、「L」のような形状のキッチン
・セパレート型キッチン:シンクとコンロが分かれたタイプのキッチン
対面キッチンは、別名「オープンキッチン」と呼ばれており、おしゃれで解放感があるのが特長で、人気が高いキッチンです。
その中でも、リビングやダイニングにいる家族の様子が見える、「カウンターキッチン」と呼ばれる、タイプのキッチンが特に人気の高いタイプと言えます。
おしゃれなカフェなどでも続々とオープンキッチンを導入したお店が増えており、そんな非現実的な風景が、家の中でも楽しめたらうれしいですよね。
ただし、キッチンとリビングダイニングに仕切りがないことで、「冬場の寒い空気」や「調理中の臭い」が他の部屋に流れ込んでくるという弊害もあります。
カーテンを付けて目隠しはできても、寒い風や臭いは遮断することはできるのでしょうか?
カウンターキッチンのメリットとデメリット
おしゃれでかわいいカウンターキッチンですが、やはりメリットとデメリットがあります。
そこで、メリット・デメリットをそれぞれまとめてみました。
●メリット
・解放感があり、おしゃれ
・作業スペースが広く取れ、料理がはかどる
・リビングやダイニングなどで、家族がどのように過ごしているかが把握できるため、家族とコミュニケーションがとりやすい
●デメリット
・カーテンがついていないと友人などが遊びに来た際、手元がすべて見えてしまう
・ダイニングなどに油がはねてしまうことがある
・料理中などの臭いが充満し、ダイニングやリビングにまで影響してしまい、壁紙などにも臭いがついてしまう
・換気扇などから寒い風が入ってくるため、リビングやダイニングの室温も下がってしまう
上記のようなデメリットだけを解消することができればいいですよね。
カウンターキッチンが寒いと感じる理由
カウンターキッチンは、料理をしながらリビングやダイニングにいる家族の様子が見えるため、小さいお子さんがいる家庭でも、安心して料理を作ることができます。
しかし、冬場のキッチンは、窓や床、換気扇から冷えるため、リビングダイニングに接する開口部から、寒い空気が漏れ出てしまいます。
キッチンに立って料理をしている時は、火を使ったり、お湯で洗い物をしたりすることで、寒さを感じにくいと思います。
でも、夕食後、リビングやダイニングなどでゆったりしている時に、キッチンからスーッと寒い風が来ることがありますよね。
どうしようもないと諦めて暖房をつけても、なかなか暖かくならないと、電気代もかさんでしまいますし、何よりストレスを感じてしまいます。
キッチンの形状にもよりますが、カウンターキッチンの開口部などにカーテンを付けることも対処方法の一つです。
他には、床にキッチンマットを敷いたり、換気扇にカバーを付けるなどでも寒さを和らげることができます。
また、マンションなどは意外にも排水溝から外気が入り込んでくる場合があるので、排水溝に蓋をするなどで寒さ対策をすることができます。
カーテンを付けるだけ?!キッチンから寒い空気が来る場合の対処方法
何といっても辛いのが、冬場にキッチンからくる寒い空気。
どれだけ着込んで我慢をしても、気づくと体が芯から冷え切ってしまいます。
実際にリビングとキッチンを温度計で測ってみると、3度くらい差が出ることもあるようです。
せっかく温まったリビングが、キッチンからの冷気で寒くなってしまうのは避けたいですよね。
では、どのような対策ができるのでしょうか。
●窓やリビング・ダイニングに面する開口部に断熱性の高いカーテンを付ける
何といっても直接冷気を遮断するのが一番です。
カーテン以外にも、ロールスクリーンを付けてもおしゃれですし、目隠しにも使えて便利です。
取り付けの際は、できる限り隙間ができないように気を付けましょう。
なお、キッチンについている窓から、部屋の熱がどんどん逃げてしまうので、断熱性の高いカーテン・ロールスクリーンを取り付けたり、窓に断熱シートなどを貼ることをおすすめします。
●換気扇にカバーを付ける
お家によっては換気扇がそのまま露出している住宅もあります。
換気扇は隙間から絶えず風が入ってくるため、カバーを付けることで風の侵入を防げます。
また、レンジフードについている、金属のフィルター部分に、油汚れ防止用のフィルターを付けることで、少しでも風の侵入防止に役立ちます。
おまけにお掃除の手間も省けて一石二鳥ですね。
カウンターキッチンに付けるカーテンの選び方
一言に「カーテン」といっても様々な種類があるので、キッチンに合ったカーテンの選び方をご説明します。
●「汚れ」や「火」に強い素材を選ぶ
キッチンは油などの汚れが付きやすく、また、火を扱う場所です。
そのため、まずはカーテンを選ぶ際に、「汚れに強い」ものや「丸洗いできる」もの、さらに防火加工されているものを選ぶようにしましょう。
●価格を考える
汚れに強く、丸洗いできる生地であったとしても、やはり汚れてしまうことが考えられます。
その際に、無理なく買い替えができるものを選ぶことも、重要なポイントではないでしょう。
上記のポイントを抑えつつ、好みに合ったカーテンを探してみてください。
カーテンを付けるだけで、寒い風を遮断し、カウンターキッチンが明るくなり、料理がはかどるような、そんなカーテンに出会えるといいですね。
カウンターキッチンにカーテンを付けて寒い空気を遮断しよう
カウンターキッチンの形状にもよりますが、ダイニングに面している開口部に取り付ける場合、開口部の上部にカーテンレールを取り付けると、少し隙間ができてしまいます。
その隙間が気にならない方は、開口部の上部にカーテンレールを取り付けて、カーテンを設置してみてください。
もし、その隙間が気になってしまうという方は、開口部の上の壁に、カーテンレールを取り付けてみてください。
その際に、カウンターキッチンの開口部よりも幅・高さともに大きめにカーテンを付けることで、隙間風をより防ぐことができます。
「賃貸アパートで壁に穴が開けられない」という方や、もっと簡単にカーテンを取り付けたいという方は、「つっぱり棒」を使う方法もあります。
取り付けたい部分に合った長さのつっぱり棒を用意し、買ってきた生地をひっかけるだけという簡易カーテンを作ることもでき、手軽に寒い風を遮断することもできます。
寒い風を防ぎつつ、カウンターキッチンをおしゃれに!
ご自宅のキッチンにカーテンを付けてみよう!と思った方は、是非、ただ寒さを防ぐことを考えるだけではなく、おしゃれにかわいく変化させることも考えてみてください。
巷ではDIYが流行っており、「自分にそんな大そうな事はできないな」と思っている方でも、「カーテンを付けるだけ」でご自宅のキッチンがおしゃれにかわいく変化させることができます。
是非、今週末にでも、カウンターキッチンに合うカーテンを見に行ってはいかがでしょうか。