子供部屋って、おもちゃや勉強道具などがごちゃごちゃしがちで生活感が丸出しになりがち。
せっかく可愛く飾っても、あっという間に散らかって台無しなんてことも・・。
理想は、きれいに片付いたおしゃれで可愛い、お客さんにも褒められちゃう、そんなお部屋ですね。
ここでは、
・まずは基本から、お部屋の片付けのコツ
・可愛いインテリアのコツとアイデア
・男の子でも”可愛い”は作れる!?
・命を楽しみながら、可愛いお部屋
・とにかく、子供が喜ぶ!
この5つに焦点を絞ったアイデアをご紹介します。
”子供部屋”と”片付け”は対角線上!?キレイを保つ3つのアイデア
可愛い小物を配置して素敵なお部屋を目指しても、散らかっていたら全然おしゃれに見えませんよね。
子供部屋をきれいに保つには、お子さん本人にその意識を持ってもらうこと。
そのために、この3つのポイントだけを気に留めてみてください。
①お部屋を作るとき、子供と相談してお互いに納得のインテリアにする
子供部屋がいくら素敵に仕上がっても、親が好き勝手に飾って与えただけのお部屋では、お子さんが「自分の部屋」と認識するのが難しいです。
「自分の部屋(テリトリー)なんだからキレイにしたい」
そう思ってもらえれば楽ですね。
②片付けやすい、わかりやすい
「ここには車のおもちゃ」「ここにはぬいぐるみ」「ここはその他」など、特にお子さんの年齢が低いうちはカテゴリの数を少なめに設定し、わかりやすくしてあげましょう。
また、フタ付のボックスや、カラーボックスに引き出しをつけたものを利用するというアイデアも良いですね。
それは、フタのないカゴなどに片付けても、上からごちゃごちゃ見えてしまうからです。
お部屋を見渡したときに片付けたものが視界に入らないようにすると、すっきり片付いたことが子供でも直感的にわかります。
実際に気持ちよく感じてもらえれば、進んで片づけが身につきやすいでしょう。
③「使ったものは1回1回片付ける」を徹底!でも融通を利かせて!
あとでまとめて片付ける大変さといったらないですよね。
できるだけ小さいうちから、使い終わったら片付けることを徹底させてみましょう。
すっきりとしたお部屋で勉強・遊ぶことの気持ち良さが本人に身につけば、自然と身につくでしょう。
でも、お子さんに「これはまだ使ってるの!」と𠮟りすぎないでください。
子供の想像力は計り知れませんから、一見全く関係のなさそうなおもちゃ同士でも、組み合わせて遊ぶつもりだったのかもしません。
想像力をつぶしてしまったり、「片付けなさいって言ったでしょう!」を聞き続けることで掃除が強制でしかなくなると、余計片付け嫌いになってしまうかもしれません。
インテリアのちょっとしたコツを実践して、可愛いお部屋を実現するアイデア
「可愛い」と一言で言っても、趣味はさまざま。
シンプルでおしゃれな可愛さが好きな人や、カラフルでポップな可愛さが好きな人もいます。
あなたはどちらを目指していますか?
●シンプルな可愛さが好きな場合
・カラーが統一されていること(同系色3種まででまとめる)
・生活感を極力なくすこと(見えない収納を心がける)
この2点だけでも、だいぶお部屋の印象は変わってきます。
●ポップ派の人の場合
・同系色でなくてもポップな色味(ピンク、黄色、水色・・)を取り入れ、2~3箇所には黒などの締めの色を入れてごちゃごちゃ感を解消させる。
・ティッシュやハンガーなど、生活感が出るものもカバーやデザインにこだわればどんどん見せてOK。
「物が多い」のと「散らかっている」のは違います。
お気に入りの可愛いものでいっぱいするためのアイデアを取り入れてみましょう。
では、子供と一緒に楽しめるおすすめインテリアを少しご紹介します。
【フラッグガーランド】
フラッグガーランドは三角にした紙を紐に貼り付けるアイテムで、人気のアイテムです。
三角に切った紙を紐に貼りつけるだけなので、一緒にやれば未就学児でもできちゃいます。
お子さんのお気に入りのショップの袋を切って使ったり、使用する紙は何でもOKです。
筆者は、子供が保育園で製作してくる「まるまるぐちゃぐちゃ絵画」のやり場に困ったので、切って使わせてもらいました。
カラフルなマジックで描かれた幾何学模様が、意外と芸術的な作品になりましたよ。
【100均のペーパーナプキンでお花を作ろう】
小学生の頃、運動会の準備で作った記憶がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
薄い紙を重ねてじゃばらに折って真ん中をホチキスで留め、開いていくとカーネーションのようになります。
これを、100均で販売している可愛い柄のペーパーナプキンでいくつか作ると、とっても可愛いコサージュになります。
壁にデコレーションしたら素敵ですね。
【宝物はここに、100均の”BOX”】
可愛いプリントのされた円柱型や角型のBOXも販売されています。
まるで昔の海外の映画で、可愛い女の子がたくさんの買い物をしたときのような、あのデザインです。
サイズが結構大きめなので、ここに大事なものを入れてもいいですし、何も入れなくても下から大きい順に重ねて置いておくだけで、とってもキュートなインテリアになりますよ。
男の子でも”可愛い”お部屋は作れる!
未就学児でも、年中さん以降になってくれば遊びの趣味は、もう男の子寄りになってきますよね。
それまでは、男女問わず「くまさん」や「ねこちゃん」を可愛いと思っていても、だんだんと「電車」「恐竜」など、男子を出してくるものです。
でも、可愛いお部屋作りを諦める必要はありません。
お子さんが許してくれるなら、恐竜などのポスターも可愛い額に入れてあげることで「可愛い」を演出できますし、お部屋のベース自体を人気の「北欧風」雑貨・家具などでまとめてしまえば、あとは何を置かれても平気です。
もし可愛い柄物などを許してくれないときは、カラーで攻めてみましょう。
例えばもし、壁や家具をシックでボーイッシュなブルー系でまとめたとしても、ライトカバーだけはオレンジなどのビタミンカラーをアクセントにしてみるというアイデアも良いでしょう。
命を楽しみながら、可愛いお部屋~植物を生かすアイデア~
リビングでも寝室でもシャワールームでも、それぞれの部屋に合った観葉植物があるならば、ぐんとおしゃれにセンス良く見えますね。
子供部屋に合った植物って、どんなものがあるでしょうか。
・天井から吊るせる、壁に取り付けられるタイプ
マクラメや、バスケットなどに収まるサイズであれば種類は問いません。
下に小さなお子さんがいる場合でも、手が届かないので安全です。
・サボテン系
触ると痛いことさえわかる年齢なら大丈夫でしょう。
世話があまり要らないので、よく持つでしょう。
100均でも、ほんの小さなミニサボテンが数種類販売されています。
これをたくさん買い揃えて並べたら、とっても可愛いかもしれませんね。
・葉っぱが大きめの植物がおすすめ!
葉っぱが大きいと、ポップなイメージがあるので可愛いお部屋の雰囲気とマッチしやすいです。
パキラやクワズイモなどは、これまた100均でも小さいうちから売っているので、育てる楽しみもできます。
・野菜を育ててみましょう
定番のミニトマト、さやえんどう、きゅうり、それにイチゴなんかも家で栽培できるようです。
今ではさまざまな栽培キットが販売されていますので、鉢を可愛くラッピングしたりバスケット編みのカゴに入れたりすれば、生き生きとした「可愛い」が演出できるでしょう。
このように植物を活かすアイデアで、より良い部屋にしてみましょう。
とにかく、「子供が喜ぶ」アイデアを!
可愛い部屋を目指してここにたどり着いたあなたは、きっとインテリアを決めたり飾ったりすることが好きなことでしょう。
しかし、良かれと思って置いた小物を、お子さん本人が気に入らなかったら意味がないですよね。
今は、女性の間でDIYがとっても人気です。
壁紙の張替えなんかも簡単に行えるアイテムも売っていますし、結構大掛かりだと思っていた模様替えが手軽にできたりします。
そういったことを行う前に、子供とよく相談して、一緒に理想の部屋を作っていってください。
子供が選んだものが”ちぐはぐ”でも、勇気を出して取り入れてベースにしてしまうと、個性も出て、意外といい部屋ができ上がっちゃったりします。
どうしても譲れないときは、親が「じゃあこれとこれならどっち?」といったように、選択肢を与えてあげてくださいね。
また、子供が喜ぶ部屋作りのアイデアのひとつに、「おもちゃの出しっぱなし」があります。
どういうことかと言えば、例えば「滑り台つきの2段ベッド」「室内の備え付けブランコ」など、大型の遊具があることです。
ちょっと大掛かりですしスペースもとりますが、もし可能であれば実現できたら楽しいですね。
〈番外編〉子供部屋を作らない場合
全体の部屋数が限られていたり、まだ必要ないから、ということで敢えて子供部屋を設けないご家庭ももちろんあることでしょう。
それでも、子供用のスペースは可愛くとりたい!というとき、どうすればよいでしょうか。
〈リビングの一角を、子供スペースにする〉
もしコンパクトなリビングだったとしても、おもちゃ箱置き場&座って遊ぶスペースだけでよければ、2畳ほどで済みます。
おもちゃ箱は、縦長のカラーボックスを利用すれば容量は取れますし、おもちゃがどんどん増えるようなら「このボックスに入らなくなったら、使わないものを選別してバイバイする」などのルールを決めてしまうのです。
もしリビングをシックにまとめたとしても、このスペースだけを「可愛い」にしてもいいのです。
そのスペースの床にだけ可愛いコルクマットやジョイントマットなどを敷いて区切ることで、はっきりさせることができます。
また、その壁際にだけ、可愛いウォールステッカーを貼るのも良いでしょう。
そのスペースに置くと決めている家具であれば、ポップなパステルカラーを使っても大丈夫です。
筆者の子供は、まだ未就学児ですので部屋は与えていませんが、リビングの窓際の壁側を縦長に子供スペースとして取っています。
リビング全体はベージュ・ブラウン・ブラックだけで統一していて、子供スペースにだけ、グリーンの毛足の長いマットを敷いています。
また、おもちゃ箱のカラーボックスの引き出しは「黄緑、モスグリーン、ピンク」とポップな配色にしていますが、リビングの全体的な違和感はありません。
さらに角に観葉植物を置くことで、シック部分とポップ部分のつながりに役立ってるアイデアとして考えています。
宜しければ、参考にしてみてください。
可愛いお部屋はちょっとしたアイデアから実現できる
大きな買い物をしなくても、ちょっとしたアイデアと工夫で可愛いお部屋は実現します。
・整理
ごちゃごちゃ飾るのが好きでも、散らかっているのはNG!
・カラー
統一感を、持たせるか持たせないかはあなた次第。
自分のこだわりに沿って!
・楽しい
そこで過ごす人が、楽しい気持ちで居られなければ意味がありません。
可愛い=ハッピー、好きなものに囲まれて過ごしましょう!
このルールさえきちんと守られていれば、きっと居心地の良いお部屋が作れますよ。
・最後にひとつだけ裏技を・・
お部屋が完成して、客観的に評価してみたいときは、お部屋をいろんな角度から写真に撮ってから見てみてください。
できるだけ遠くから全体を見渡せるようなアングルがベスト(高いところに登って上から撮ってみたり、ドアを開けて廊下から中を撮ってみる)。
目視で確認したときとは違う印象で見ることができますから、改善点が見つけやすいでしょう。