お布団のダニやハウスダストを吸引する「布団クリーナー」って人気ですよね。
使用されているご家庭は多いのではないでしょうか?
この記事では、大ヒット商品「布団クリーナー」がなぜ人気なのか、その訳をご紹介します!
まだお持ちでない方は、ご参考までに読んでみてくださいね。
お布団のダニ・ホコリを吸引!布団クリーナーの歴史
近年需要が高まりつつある布団専用クリーナーは、韓国の医師であり、超人気商品の名前ともなっている、現レイコップ社長李誠晋(リ・ソジン)氏が開発した物です。
アレルギー対策として、お布団に多く潜み、小児ぜんそく等を引き起こす可能性が高いダニの駆除を目的に作られました。
布団クリーナーには、お布団に隠れているダニを叩きだして殺し、吸い取るまでの工程が必要です。
その為専用の紫外線センサーなどを取りつけダニを殲滅してから、お布団の表面に叩きだすという特殊な構造になっています。
レイコップを初めとする布団クリーナーの爆発的ヒットは、ゴミやほこりを吸い取れれば十分である普通の電気掃除機に、ここまでの機能には無いからという側面からきています。
今や世界各国でヒットしている布団クリーナーですが、日本の大手メーカーの担当者の方々は「当初はこれだけの市場になるとは思ってもいなかった」と言うのが本音らしいです。
しかし、近年花粉やPM2.5など細かなほこりなどが舞い続けており、おいそれとお布団を天日干しする訳にもいかない事から、コンパクトな布団クリーナーの利便性が注目されて当然とも言えるのです。
人気の布団クリーナー!専用・兼用のメリットとデメリット
この大ブレイクを受け、通常のコードレスタイプのクリーナーに布団専用ノズルを付加した物が登場しています。
それでは、この兼用タイプとレイコップ等の専用を比較検討してみたいと思います。
まず値段ですが、布団専用クリーナーは1.5~4万円程度が人気の価格帯で、兼用タイプのコードレス・スティックタイプとなれば4~9万円となります。
それを踏まえて、機能を比較してみましょう。
◎布団専用
主となる機能はもちろんダニ対策ですが、その他にもお布団に吸い付きにくい構造になっている為、片手で動かせる手軽さも、主婦の方などにはうれしい大きな特徴です。
また、コンパクトで場所を取らないので、寝室に置いて、サッとすぐに使えます。
ただし、専用機の為、吸引構造がやや単純なのでフィルターに目詰まりが起こりやすいのが弱点です。
◎兼用タイプ
当然ながら掃除全般に使えるのが最大のメリットで、吸引構造もサイクロン式でフィルターの目詰まりが少ないので、お手入れが簡単に済みます。
ただし、お布団に使う場合、ノズルの交換を伴いますし、床やじゅうたんの上を掃除する物を、そのままお布団に使用するという点で、衛生面的にやや抵抗感もありそうです。
布団クリーナーの機能
ここからは専用クリーナーの機能についてもう少し掘り下げてみましょう。
基本的には上記のご説明の通り、紫外線を照射しダニや細菌を殲滅→叩きだし→吸い取りとなります。
まず、紫外線の照射ですが、レイコップの様にお布団に直接当てるものと、本体そのものを除菌するものがあります。
ダニ対策には、やはり直接当てるタイプがおすすめです。
購入されるときには確認をしましょう。
次にお布団を叩くという作業ですが、天日干し等をした後にお布団を叩くのって結構大変な作業です。
それを代行してやってくれる機能が専用クリーナーにはあるのです。
吸い込む前に潜んでいるゴミやダニの死骸を叩き出してくれるので、残さず吸い取れます。
そして最後に吸い取りですが、ホコリ等をフィルターにキャッチさせるタイプと、今人気のサイクロン式の様にダストボックスに溜めるタイプがあります。
従って布団専用クリーナーなどの単純吸い込み構造の物は、フィルターに付着させるタイプが多いので、手入れに若干手間が掛かるのです。
布団クリーナーが人気なワケ①
今までの一般的なお布団の掃除方法と言えば、キャニスタータイプ(本体に車輪が付いている)の掃除機に布団専用ノズルをつけて吸い取る方法という方がいるのではないでしょうか。
また、部屋に掃除機を掛けたついでにお布団も掃除するみたいな感覚ではなかったでしょうか。
ですから、毎日掃除機を掛けるという方は別として、お布団掃除の為だけにいちいちキャニスターを引っ張り出してくるというのも、少し非現実的の様に思います。
しかし、近年花粉症の方も増加し、花粉が大量に飛散していて外に干せない春先などは、小まめにお布団を掃除したいと感じるものです。
また、出来れば寝る前に掃除をして、気持ちよく眠りたいと思うのが普通ですが、夜遅くに掃除機を掛けるとなると、家族に怒られてしまうかもしれませんし、下手をすると近所迷惑にもなりかねません。
そんな状況を踏まえた時、やはり従来型のお布団掃除のやり方は、現代のライフスタイルには合わなくなってきており、布団専用クリーナーが人気商品となったのは、至極当然の結果だったと言えるでしょう。
布団クリーナーが人気なワケ②
この様な背景から登場し、今や家電の人気商品にまで躍り出てきたのが「レイコップ」です。
皆さんも一度は名前を耳にした事が有ると思いますが、世界各国で合計300万台を売り上げている内、約1/3にあたる100万台以上が日本で売れていると言われているのです。
いかにもきれい好きの国民性が現れた結果と言えるでしょう。
この爆発的ヒットを生み出したのは、コンパクトなサイズや、画期的な機能、手頃な値段など様々ありますが、それ以上に「毎日清潔なお布団で寝たいけど、毎日は干せないし、掃除機もかけられないけど、どうすればいいのよ?」といった不満と要求を見事に解決させたのが大きいでしょう。
また、日本人のきれい好き気質にピッタリとはまった結果でしょう。
お布団に吸い付いて動かすのに重い感覚にならない様、吸引力を最適にコントロールしてあったり、後付けのオプションではありますが、専用の収納台なども有ります。
レイコップは、この様に構造面にも布団専用クリーナーならではの様々な工夫がなされています。
布団クリーナーのお手入れ方法
最後に掃除機のメンテナンスについても触れておきましょう。
布団専用クリーナーは、フィルターにホコリを付着させる構造になっています。
その分、1回の掃除でもかなりびっしりと、フィルターに白っぽいホコリが付きます。
ただしこれは、フィルターが目詰まりを起こしている証拠でもあり、その状態で継続的に使用していると、どんどん吸引力が落ちていきます。
1回1回とまでいかなくても、小まめなお手入れが必須で、水洗いがおすすめです。
一方サイクロン式の掃除機はダストボックスに溜まっていくので、フィルターはそんなに汚れません。
人気の商品だからと言って安心せず、ダストボックスは使い捨ての紙パック式が良いのか、プラスチックの容器がいいのか、ダストボックスは脱着しやすいか、予備のフィルターは必要か、等の使い勝手を購入前に確認しておき、自分にあった掃除機を見付けてください。
また、どちらのタイプの掃除機にしても、フィルターやダストボックスを水洗いしてください。
ダストボックスからフィルターを外して洗いますが、熱いお湯で洗浄するとケースが変形したりしますので、水かぬるま湯を使用しましょう。
洗った後は干して、完全に乾いてから使用してください。
人気なワケは手軽さと清潔感
一般的な掃除機では、布団専用ノズルを取り付ける手間があったり、持ち運ぶのも大変です。
布団クリーナーはコンパクトな形状による手軽さと、布団専用という清潔感が人気の理由だったのです。
お布団をきれいにしたら、ダストボックス内のフィルター掃除もお忘れないようにしてください。
フィルターの目詰まりをそのままにしておくと、吸引力が落ちてしまいます。
こまめにメンテナンスしましょう。