ご自宅の壁や天井のクロス、ひび割れしていませんか!?
新築でも起こることです。
一体何が原因で、クロスがひび割れてしまうのか、その原因や対処法をご紹介していきます。
また、子供部屋や寝室を気軽にイメチェンできる「ウォールステッカー」という便利なものもご紹介します。
壁や天井のクロスにひび割れ!その原因は?
天井や壁のクロスには、年月と共にひび割れが発生してしまいます。
クロスとクロスのつなぎ目に隙間ができてしまっているケースと、単純に裂けてしまっているケースの2通りがあり、原因はそれぞれです。
つなぎ目に隙間ができてしまっているケースは、クロスが縮んでしまったことが原因です。
裂けてしまっているケースは、下地の石膏ボードやベニヤ板が、動いてしまっている可能性があります。
また、木造住宅の場合は、木材を使っていますが、木材は季節によって伸縮します。
木材の収縮によって、上に貼ってあるクロスとの間に隙間ができてしまうことも考えられます。
その他にボードが固定されているピッチが短かったり、建物が揺れやすい構造であったり、また造り方が吹き抜けを考えたもので壁の面積が広いことなどがひび割れを起こす原因となっていることも考えられます。
また、マンションでひび割れが発生している場合には注意が必要であり、特に天井の小さなひび割れも要注意です。
マンションの天井は、コンクリートに直接クロスを貼っていることが多く、この場合は骨組が原因でひび割れを引き起す可能性が高いです。
コンクリートは乾燥によって収縮して、ひび割れが発生しますが、クロス越しにはひび割れはわかりにくいです。
そのため、ひび割れを確認するのであれば、クロスを剥がしてチェックすることになります。
しかし、セルフでの判断が難しいので、住宅診断士に相談することをおすすめします。
壁や天井のクロスがひび割れる原因の1つは、木材の伸縮!?
天井のクロスのひび割れについて話をしました通り、ひび割れる原因は、木材の伸縮が原因のことがあります。
ということで、ここで木材について勉強してみましょう。
木には見た目を表す表現として、役物や特1等、1等、1等込などの等級があります。
木のグレードだと思っていただければわかりやすいでしょう。
役物というのは和室の柱や敷居など、見える場所に使う木ですが、節の有無によって、1面無節は1ム、2面は2ム、3面は3ムなどという表現を用います。
特1等は丸みのない木材を指し、1等や1等込は四隅に丸みのある木材のことを指します。
特1等は土台や構造材に使われ、2等品などは横木に使われることが多いです。
また、グリーン材やプレナー品、AD材、KD材などの言葉がありますが、これは木の状態を表すときに使用する言葉です。
グリーン材は、基本的に乾燥させていない木、プレナー品も生の木になりますが、軽くカンナがけされている木材のことを言います。
多少の水分を含みますが、まっすぐ通っているので外壁の下地などに最適な木材です。
AD材とKD材は、乾燥させている木材のことで、ADは自然乾燥、KDは機械乾燥のことです。
水分が少ないので、動きにくい木材です。
新築時にどんな木材を選べば、クロスのひび割れが軽減できる?
天井のクロスのひび割れを軽減させるには、どんな木材を選べばいいのでしょうか?
梁桁には集成材がおすすめで、集成材とは最も動きにくい種類の木材ですので、無垢材よりも梁桁には適しています。
梁桁などの構造材を補助する羽柄材には、KD材がおすすめです。
大手の住宅メーカーではKD材がメインで使用されていることが多く、地元の工務店はグリーン材や乾燥させている木材を使うことが多いです。
しかし、どんな木材を使ったとしても、木造住宅はある程度は動いてしまいます。
動いてしまいますが、生木で建てられた住宅と比べてみると大きな差があります。
建てた業者によって保証期間があり、クロスの張替えもしてくれると思いますが、張替えてもまた1年ほど経つとひび割れしてしまいます。
集成材とKD材をメインに使っている住宅であれば、1回程度の手直しで落ち着くのではないでしょうか。
メンテナンスが必要な10年や20年は、手直しする必要がないかもしれません。
クロスがひび割れた時の対処法!コーキングって何?
天井のクロスがひび割れしたときの対処法としては、コーキングを使って隙間を埋める方法が採用されます。
極端に大きなひび割れの場合には張替えを行いますが、軽いひび割れならばコーキングで十分です。
コーキングというのはクロスが剥がれてくるのを防いだり、ひび割れしてしまった部分の隙間を埋める方法のことです。
これで軽いひび割れは十分な補修が可能ですが、コーキングが通用するのは最初のうちだけです。
クロスが劣化してくると張替えが必要になってしまいますので、コーキングが通用するのは5年ぐらいが目安とも言えるでしょう。
クロスの張替えは、賃貸の場合は簡単にできませんので、持ち家であればどんなクロスにするかなどを楽しんでみてはいかがでしょうか。
クロスを張替えるだけでも雰囲気はガラッと変わりますので、模様替えを好きなように行えるとポジティブに考えましょう。
雑貨屋さんなどを見て回ると、剥がしやすいクロスのようなステッカーも売ってますので、試しに覗いてみるのも楽しいでしょう。
壁や天井にウォールステッカーを貼って、子供部屋や寝室をロマンチックに!
天井のクロスのひび割れには、ウォールステッカーがおすすめです。
ウォールステッカーの一番のメリットは「剥がせる」ということです。
剥がすことができますので、もちろん賃貸の場合でも使うことができます。
クロスも種類が豊富ですが、ウォールステッカーも種類が豊富です。
インパクトのある大きなデザインのものから、星の形やハートの形をした小さなものまであります。
小さなものは天井などの使用できる他、窓や家具をデコレーションすることができます。
星やハート以外にもいろんな形がありますし、色もたくさんありますので、気分転換にもなるのではないかと思います。
また、一人で寝るのが不安な子供の部屋にウォールステッカーを貼ったら、それだけでも眠りに付くまでの時間を楽しめることでしょう。
特に星の形のウォールステッカーは、明かりを消すと光るタイプのものがあります。
天井に貼ったならば、星空を見ながら眠るようなロマンチックな気分を味わえるかもしれません。
子供部屋や寝室におすすめなウォールステッカーは?
天井のクロスのひび割れにはウォールステッカーがおすすめだという話をしましたが、ウォールステッカーにはどんな種類があるのでしょうか。
天井などの高いところに貼るのにおすすめしたいのは、暗闇で光るタイプのウォールステッカーです。
これは寝室におすすめしたいのですが、明かりを消すと光るので、星空を見上げながら眠りに付くようなロマンチックな気分を味わうことができます。
ちょっと変わったところでは、ウォールクロックというウォールステッカーです。
クロックと言うぐらいなので時計タイプになっており、壁に貼ったら壁がけ時計としても使うことができます。
鳥や地図のウォールステッカーもあり、どちらも眠りを妨げるようなことはなく、むしろ雰囲気が良くなるでしょう。
地図と言ったら子供部屋というイメージかもしれませんが、あまりカラフルではない世界地図タイプであれば、大人でも十分に楽しむことができます。
光沢のある素材を選べば、反射の具合でいろんな表情に見えておしゃれに見えることでしょう。
ひび割れの原因の1つは、クロスや木材の縮み
クロスは紙で出来ているので、季節によって縮むことがあります。
極端に縮むと隙間ができてしまうのですね。
また、木材や建材も季節によって大きさが伸縮するので、クロスがひび割れる原因となります。
新築時に伸縮しにくい木材を選べればいいのですが、それでも多少はひび割れが起こってしまうので、気になったら補修しましょう。