クッションフロアの張り替えにかかる費用の相場っていくら?

一戸建てや賃貸住宅で多く使われているクッションフロア!
弾力性のある床材で比較的コストも安く、水に強い特徴があるのでとても便利ですよね。
しかし、家具の跡がつきやすい、タバコの焦げ跡などがつきやすいというデメリットもあります。

使い方によっては、すぐに貼り替えや補修をする機会も出てきてしまうでしょう。

今回は、クッションフロアの張り替えと補修にかかる費用のだいだいの相場についてお話します。

クッションフロアのメリットとは?

人気があるクッションフロアには、たくさんのメリットがあります。

費用が安い、水に濡れても問題なく手入れも楽、掃除が楽、下の階に物を落としたときの音が響きにくい、専門業者の施工が楽、などのメリットがあります。

クッションフロアは、幼い子供がいる家庭では、子供が食べ物をフロアにこぼしたときも楽に拭き取れますし、シミにもなりにくいです。
濡れた足で歩いても拭き取りやすいので、大変重宝します。

また、マンションなどでは、合板フローリングの場合、子どもの走る音や物を落としたときの下の階への騒音が問題になりやすいです。
しかし、クッションフロアだと、そのような問題が少なくなります。

建設業者も、短期間で工事が済むという利点があります。

賃貸マンションなどでは、クッションフロアが汚れたら、張り替えをするだけで良い、というメリットがあります。

また、ビニールクロスのように、部屋の感じを簡単に変えることが可能です。

クッションフロアの張り替えにかかる費用は?

賃貸から出るときにクッションフロアを張り替えする場合、費用がどれくらいかかるのかご紹介します。

クッションフロアを張り替えするときは、1平米につき2,500~4,000円くらいかかります。
費用の幅があるのは、床の状態や全体の費用で変わるからです。
よって、実際にはおおよそ次の費用になります。

部屋が6畳なら、30,000円くらい、10畳なら40,000~60,000円くらい、トイレなら20,000~30,000円くらいがおおよその相場となります。

工事に時間や費用がかかる場合は、クッションフロアを剥がしたときに下地処理が必要なときや、トイレの貼り替えで便器を外すとき、また洗面所の荷物や洗濯機を動かすかどうかなどです。

このように荷物や物を動かすことがあるため、クッションフロアを張る面積が倍=手間も倍、と判断することはできないのです。

そのため、「この面積の場合の費用は○○円です。」と前もって見積もるのは、難しいところがあるため、床の状態、部屋の設備などを伝えて、費用を聞いてみるのをおすすめします。

しかし、一番良いのは、見積もりしてもらうために実際に部屋に来てもらい、見てもらうことでしょう。

費用を抑える為にクッションフロアの張り替えでなく補修で安くなることも!

賃貸から出るときに、家具を移動するなどでクッションフロアに傷が付いた場合についてご紹介していきます。

賃貸から出る場合は大体が原状回復のため、張り替えをするべきか、部分的な補修にするのかの判断になります。

それでは、どのように判断すればいいのでしょう。

小さい部屋なら、張り替えをしてもあまり費用はかかりません。
そのため、張り替えてしまった方が良いかもしれません。

逆に広い部屋であり、傷が1ヶ所だけなら張り替えよりも補修の方が安くなります。
ただし、補修するときは今のクッションフロアと同じような材料を用意しないといけません。

実際に同じ素材のクッションフロアを探すとなると、メーカーの製造が終わっていたり、たくさんあるカタログから同じようなものを探すのは、かなり困難です。

また、仮に同じような材料が用意できたとしても、普段使用しているクッションフロアが色があせてしまい、新たに用意したクッションフロアとつないだ時に色が合わないこともあります。

もし幸運にも、同じ材料を用意することができて張り替えても違和感がないようなときは、穴、凹み、傷のあるクッションフロアを部分的に張り替えて補修しましょう。

補修ができる場合は、面積によって変わるのですが、だいたい10,000円くらいの費用で修理することができます。
このことから張り替えに5万円程かかるようなら、かなり費用を抑えることができるのでおすすめです。

費用をかけたくない!自分でクッションフロアを張り替えるのは可能?

クッションフロアの張り替えの費用を抑えたいので、自分で張り替えたい、と思う方も多いと思います。

クッションフロアのリフォームには、特殊な機材を使うことはほとんどありません。
クロスの貼り替えの場合は、糊を付ける機械、フローリングの場合は、フローリングの木材を切る電動のノコギリなどが必要です。

しかし、クッションフロアは特殊な工具がいりません。
また、少ない道具で張り替えができます。

そのため、道具を新しく買い、自分で張り替えるほうが安く済むでしょう。
ただし、仕上がりはプロのようにはできません。

トイレのクッションフロアの場合、便器との間に隙間が空いたり、壁際が少しめくれたり、継ぎ目が目立ったり、ということがよくあります。
仕上がりをあまり気にしないのなら、自分で貼れば費用を抑えることができます。

また、張り替えをせずに、置敷きのタイルを敷いたり、ウッドカーペットを敷いたりして、床を新しくすることも可能です。

寝室をクッションフロアに張り替えはNGなの?

クッションフロアに張り替えると掃除やリフォームが楽になります。
このことから寝室もクッションフロアに張り替えるとどうなのでしょうか。

まず、これからフローリングなどに張り替える予定があるなら、その間のみクッションフロアにするのは良いでしょう。
この場合、費用も安いので、一時的にクッションフロアを利用する人もたくさんいます。

子供の寝室は、子供が幼い間からある程度大きくなるまでの間に部屋の雰囲気を変えることあると思いますが、クッションフロアなら比較的変えやすいので、子ども部屋にクッションフロアを利用するのは良いでしょう。

また、施工会社によっては、他の素材で作り替えるときに、すこし費用が安くなるように下地を造ってくれることがあります。
部屋を変更する予定があるなら、それを前もって施工会社に伝えておくのをおすすめします。

ここからが本題です。
実のところ、クッションフロアは寝室には向いていません。

その理由は、ベッドのような重い家具を置くと、傷や凹みが付きやすいからです。
もし、それでも寝室にクッションフロアを使用したいとのことなら、重いベッドと床の間に布を敷くと、傷や凹みを多少抑えることができます。

また、クッションフロアの表面はビニールなので、風通しは良くありません。
そのため、手入れをしなければ、カビが発生することがあります。

劣化したら剥げやすい、というデメリットもあるため、できるたけ傷を付けないように細心の注意が必要です。

クッションフロアよりも寝室におすすめな素材とは?

快眠できる寝室を作るためには、クッションフロアより無垢材がおすすめです。

無垢材にはウレタン塗装、オイル塗装、無塗装のものがあるので、好みのものを選んでください。

針葉樹の無垢材は、裸足で歩くと心地良いです。
傷が付きやすいというデメリットはありますが、寝室なら他人が出入りすることはあまりないため、そんなに問題ないはずです。

色は、落ち着いた色のものをおすすめします。
白い床は、部屋を広く見せますが、少し眩しくなります。

そのため、暗めの色を選択することで、眩しすぎることはなくなります。
実際にダークカラーを好む方もたくさんいます。

塗装でダークトーンのオイルを塗ると、良い色になります。

最近では、アンティーク加工がされているものもあります。
また、アンティーク加工はせずに、経年の色の変化を考えて塗装されているものもあります。

寝室には、クッションフロアより無垢材がおすすめなのですが、無垢材の購入や張り替えのことを考えると、クッションフロアより費用がかかってしまうでしょう。

クッションフロアを上手に活用しよう!

掃除やお手入れもしやすいクッションフロアは、主婦の強い味方ですね。

しかし、物の落下や擦れなどで傷がつきやすい、重い家具を置くと跡がついてしまう、経年劣化してしまうなどのデメリットもあり、張り替えも必要となることがあります。

クッションフロアのメリット・デメリットを知って、上手に活用しましょう!