インテリアと家具の違い!コーディネーターってどんな仕事?

インテリアと家具の違い、ご存知でしょうか。

インテリアと聞くと何やらお洒落なイメージがありませんか?

今回、気になるインテリアと家具の違いをまとめてみました。

また、インテリアコーディネーターのお仕事についてや、求められるスキルについてもご紹介します。

インテリアと家具の違いは?

皆さんは、家具とインテリアの違いをご存じでしょうか。
同じものだと思っていませんでしょうか。

●家具

家具というのは、皆さんもご存知の通り、衣食住の為の道具一式のことで、机や椅子などがこれに当たります。
対して、インテリアと呼ばれるのは、室内装飾、室内調度品などで、家の中を飾るものです。

●インテリア

インテリアには、他にも、花瓶や壁紙、絵画なども含まれます。
それぞれのライフスタイルに合わせて各々のセンスで選ぶことが出来、さらに空間を自分の思い通りに演出出来るのが魅力です。
カントリー調、ゴシック調などその種類は様々で、ミックスして楽しむことも出来ます。
日本旅館、パリのカフェ、ハワイのリゾートなどテーマを与えて楽しんでもいいですね。
デザイン性の高い家具を指してインテリアと呼ぶことがありますが、これは単に衣食住の為の道具でなく、空間を飾るものである、という意味が込められています。
ちなみに、インテリアの反対はエクステリアといい、外部のものを指します。

つまり、外にある植木や花壇、庭池などです。
これらも、空間を彩るものとして楽しむことが出来ます。

インテリアは装飾品・家具は道具!?インテリアの歴史

インテリアにおける歴史はとても古く、古代エジプトの時代にまで遡るといわれています。
当時のインテリアは、一部の高い身分の人が楽しむ娯楽であり、権力誇示の手段であったと伝えられています。

●古代ローマ時代

古代ローマでは、大理石を使ったモザイクや、漆塗りのフレスコの壁画などが飾られ、家具もまた彫刻などの装飾性の高いものが使われていました。
これに対し当時の一般の家庭では、シンプルで機能的なものが使われており、一般家庭で装飾性の高いものが使われるのは、もっと後になってからになります。

●バロック時代

時代が変わり、建築家のステータスがしっかりしたものになると、優れたデザインの建物が建てられ、一般家庭にも様々な種類の家具やインテリアが置かれるようになりました。
バロック時代になると、家具の装飾性はさらに高いものになり、イタリア製の家具がステータスシンボルになったり、ヴェネツィアを中心にガラス工芸も発達していきます。

●ロココ時代

ロココ時代になると、さらに芸術性が高くなり、家具に花や鳥のデザインを施したり、より豊かなデザインが見られるようになります。

現代でも、これらの時代の家具は人気が高く、カフェやレストランなどのインテリアに使われていますが、この違いが分かる人は少ないでしょう。

やはりプロは違います!インテリアコーディネーターのお仕事

●インテリアコーディネーターとは

コーディネーターの意味をご存じでしょうか。

コーディネーターとは、「調和させる者」という意味です。
その意味からインテリアコーディネーターとは、屋内空間を調和させる者ということです。

インテリアという言葉は、目にする機会は多いものの、曖昧に捉えられたまま今日まで使われてきたという方もいるかと思います。
住まいに対して、ユーザーが求めるもののレベルは年々高くなっています。
特に若い世代は、個々のライフスタイルや趣味に合わせた空間を求めています。

●建築や現場管理の知識も必要

インテリアコーディネーターは、消費者のニーズや求めるものの違いを察知し、様々な家具やインテリアを組み合わせ、それを提案する必要があります。
さらに、インテリアだけに留まらず、建築に対する幅広い知識と表現力も必要とされます。

加えて、現場を管理したり、見積もりも自分で出せなくてはなりません。
その為、インテリアコーディネーターになるには、ただ単にそれらに詳しいだけでなく、交渉力や調和性も重要になってきます。

クライアントや現場を管理する人々、それらとの関係も自身でコーディネート、つまり調和させていくということです。
それぞれの意見や考え方をしっかり受け止め、メリットやデメリットを考慮して、ユーザーの求める空間に近づけていくのが、インテリアコーディネーターの仕事です。

インテリアコーディネーターに家具のセレクトを依頼!お値段は?

マイホームは、人生においてもっとも大きな買い物の一つです。
せっかくなら自分好みのテイストで、自分のライフスタイルに合わせたものにしたいと思う方も少なくないでしょう。

最近では、プロのインテリアコーディネーターに家具やインテリアを選んでもらう方が増えています。
素人が選び、組み合わせるのとは違い、そこにはプロのセンスが光ります。

しかし、問題なのはその値段です。
それでは、いくらであれば頼みたいか、調査をした結果があります。
その結果は、値段に関係なく、「お願いしない」という回答がもっとも多くなったのです。

一般的な方の中には、インテリアに重点を置いていないということもあるのでしょう。
もしくは、自分でコーディネートするのが楽しいからと感じるのがこのような答えになったのかもしれません。

しかし、自分でコーディネートを行うことが大変でプロにお願いした方がおしゃれに出来ることから、お願いしたいという方も当然いらっしゃいます。
その方のために、実際にいくらで依頼することが出来るのかをお伝えします。

●コーディネートのお値段は?

会社によっても異なりますが、コーディネートをするのに3万円程度の費用がかかります。
さらにセレクト料としてインテリアアイテムの定価の1割がかかります。

送料や取り付け工事代なども実費となります。
その他、ショールームやショップへの同行、打ち合わせなどにもお金がかかります。

このことを考えると、安くは感じないかもしれません。
しかし、毎日過ごす家や部屋のイメージが決まる大事な買い物です。
楽しく気持ち良いの住まいにすることや、お客様を自信を持ってお出迎えするためにも、プロに任せてみるのも悪くはありませんよ。

寝るだけの部屋とは違います!寝室のインテリアにこだわろう!

寝室は寝るだけの部屋だから、天井の明かりがあれば十分、そう考えていませんか?

●照明

主照明の他にも読書照明を兼ねた間接照明を加えると、それだけで一気に素敵なお部屋に変身します。
フロアランプやテーブルランプなどのインテリア家具を活用してみましょう。
すぐに違いが表れるはずです。

●アート作品

また、どんなホテルでも部屋に一歩足を踏み入れると、壁に飾られたアートが目に入ると思います。
このような壁のアートは、視線を集中させる為のインテリアの技です。
気に入った1枚の絵を壁に飾るだけで、空間が華やぎます。

●枕とクッション

そして、ホテルによくある複数の枕。
これも、インテリアの技なのです。

自室をホテルのように見せるには、長方形、円柱、正方形などの様々な形のクッションをあえて並べてみることです。
そんなにいらないのでは、との懸念も分かりますが、インテリアと実用性は比例するものではありません。

●配色

さらに、ベットや枕、クッションなどに何色を使うのかで、部屋の雰囲気が決まります。
静寂、落ち着き、暖かさなど、いろんなイメージを表現することが出来ます。

おしゃれなインテリアでホテルのような寝室に!

●ベッドスローとは?

ベッド周りをお洒落に見せるには、ベットスローがおすすめです。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは掛け布団の上にかける長方形の布のことです。

ベッドの歴史が浅い日本ではあまり見かけないアイテムですが、海外ホテルでは当たり前に設置してあります。
これを、枕やクッションと合わせた色合いで用意すると、部屋全体の統一感が出ます。

●フットベンチ

また、フットベンチもおすすめです。
スペースに余裕のある方のみになってしまいますが、ベッドの足元にこれを用意すると、ホテルっぽい雰囲気が手に入ります。

フットベンチは、元々靴を脱ぐ習慣のない国で、靴を履いたままベッドに寝転ぶことが出来るように、足を置くものとして流行ったとのことですが、日本でも腰掛けスペースとして活用できます。

このように、バラエティ豊かな家具やインテリアを使って部屋を作っていくことによって、違いが生まれていくのです。
インテリアの世界は奥が深く、色の合わせ方や家具の合わせ方も人それぞれなので、十人十色の正解があるでしょう。

インテリアは装飾品。今の家具は装飾性も高い!

一般家庭では道具として使われてきた家具ですが、現代では装飾性が高くおしゃれな家具がたくさんあります!

お部屋のイメージに合わせて、必要な家具を選ぶことができるので楽しいですよね。

コーディネートに迷った時は、プロのインテリアコーディネーターに相談されるのもいいかもしれません!

ご自宅の寝室には、ランプや絵画を足して簡単にホテルのような寝室を作ることもできますよ!

ぜひ試してみてくださいね。