木材の色を白に変えて、おしゃれな雰囲気の部屋にしてみたい!って方、いらっしゃいますよね。
女性の方でも簡単にDIYできるのですが、塗料をみても、種類がたくさんあって悩んでしまう方もいると思います。
そんな時に知っておくといい、塗料の知識と簡単にできる家具の塗装の方法をご紹介します。
また、寝室に好きな色の小物や家具を置いておくと女子力が上がるって知っていましたか?
木材を塗装したいときの塗料の種類と選び方
木材を塗装するための塗料には「浸透」と「造膜」の2種類がありますが、どちらを選ぶのかは機能を重視することをおすすめします。
浸透タイプは効果を長持ちさせたいならこまめに塗り直す必要があります。
しかし、その木目は美しく浮かび上がり、木特有の手触りや質感などをはっきりと感じ取ることが出来ます。
ひび割れなども起きません。
造膜タイプは表面に膜を作ることで木材を守りますが、木の感触や見た目を楽しむことが出来ません。
また、ひび割れや剥がれてしまうことも珍しくありません。
ですが、一度塗ったらしばらくの間は塗り直さなくても大丈夫です。
この他に「油性」と「水性」の違いもあります。
耐久性はどちらもほぼ同じですが、油性は塗りやすくて乾くのが早く、落とす場合には専用の液剤を使わなければなりません。
臭いがきついのも厳しいですね。
一方、水性は臭いもなく、人の身体や環境にも悪影響を及ぼしません。
塗料を落とす際は水をかければオーケーです。
作業場が室内なら水性、屋外なら油性にすると良いでしょう。
色は部屋の雰囲気にもよりますが、木材には白がしっくり来るかと思われます。
木材の塗装はカラー選びも大切
木材の塗装を選ぶ際、色を基準とするのはとても重要です。
ウッドデッキはもちろん、プランターのカバーのような小物も色を変えるだけでイメージが変わります。
どんな内装にもマッチしそうな色は白が最適でしょうか。
塗料も、メーカーは同じでも木材の種類どころか、水性か油性かによっても仕上がりに大きな差が生まれるのです。
複数のサンプルを比較してみたり、忘れずに試し塗りをすれば、必ず自分が気に入るものを発見することが出来るでしょう。
塗料のひとつに「ステイン塗料」というものがあります。
木材に染み込むことで色がつく仕組みになっており、水性なら「水性ステイン」、油性なら「オイルステイン」と呼ばれます。
しかし、近頃は水性なのにオイルステインという商品も開発されているため、この2つの区分は木材に染み込むかそうではないかという違いのみになっているようです。
一般的に木材保護塗料と呼ばれているタイプの塗料もここに含まれます。
ホームセンターなどに売られているものは、ほとんどが単なる着色剤であり、木材を守る効果はありません。
この場合はニスを上から塗らなければなりません。
ですが、オイルステインは木目をはっきりと浮かび上がらせてくれるので、木材らしさを活かすように配置すれば、部屋に飾られている家具や調度品としっくり合うことでしょう。
何処かに色が移ってしまうことを懸念するなら、ブライワックスなどを使うことをおすすめします。
木材をオシャレに塗装。塗装で差をつける
木材の塗装に使われる塗料には様々な種類があります。
例えばアイアン塗料は塗ると鉄のような仕上がりとなり、木材だけではなく金属やプラスチックにも使うことが出来ます。
温かい印象が欲しければバターミルクペイントが適していますし、サンドペーパーをかけて下地をつけずにスプレーすれば黒板のような使い方が可能です。
一番下に青や茶色などの濃い色を塗り、上から白を重ね、乾いてからブラシなどで擦ればアンティークのような質感を出すことが出来るでしょう。
わざとひび割れを作りたければ、ダメージを与えたい箇所にグレーの水性ペイントを塗り、その後でクラック塗料を塗るとひびが入ります。
仕上げにブラシで擦り、油性の透明な塗料で覆いましょう。
簡単に出来るのは漆喰です。
埃や油分を取り除いてから使いましょう。
思い切って焼き目を入れたい場合にはバーナーの出番です。
1箇所につき10秒ほど炙っていき、表面をワイヤーブラシで擦り、煤を布で拭き取りましょう。
メタリック塗料をする時は下処理として事前にサンドペーパーをかけなければなりません。
下地と塗料の種類は油性と水性のどちらかに統一して下さい。
水性アクリル塗料も下地を塗るところから始めます。
その後で白いエナメルを塗り、透明な塗料で仕上げをします。
ワトコオイルは食品にも用いられることがある亜麻仁油が原料となっています。
木材に直接染み込むため、木材を傷めないと評判です。
古くなった家具を白く塗装する簡単な方法
古くなった木製の家具は白く塗装することで、再び見栄えが良くなります。
まずは「ペンキ」「軍手(ビニール手袋でも構いません)」「ローラー」「刷毛」「トレイ」を用意しましょう。
この他に「マスキングテープ」と「新聞紙」もあると役立ちます。
最初にゴミや汚れ、錆などを一通り拭き取りましょう。
濡れていたら乾かして下さい。
ペンキを塗りたくない部分はマスキングテープか新聞紙で覆い隠しておきましょう。
準備が整ったら塗っていきます。
ペンキ缶を軽く振り、一定の量を取り出したら、ローラーで全体を塗りましょう。
広範囲が一気に塗れる上に、あらかじめトレイの上で転がしておけば、余分なペンキが付着することやムラが出来ることを防げます。
ローラーを往復させるのではなく、一方通行に動かすと綺麗な仕上がりになりますよ。
1回塗っただけではあまり色が出ないと感じた時は、一旦乾かしてから2度塗りをして下さい。
細かい部分の仕上げは刷毛を使いましょう。
塗り方はローラーと変わりません。
塗りたい箇所を全て塗り終えたら、後は乾かすだけです。
マスキングテープなどは乾く前に剥がしましょう。
刷毛やローラーは専用の液剤で洗い落とし、その後に台所用洗剤で洗ってから陰干しして下さい。
なお、作業はなるべく晴れている日の屋外で行いましょう。
もし、屋内で作業をする場合は、ペンキ酔いを避けるためにも必ず換気をして下さい。
好きな色の白い家具がある寝室で女子力が上がる?!
寝室は1日の疲れを取る場所なので、気を抜いてリラックス出来る空間にしたいところです。
ポイントは自分の好きなものを置くことです。
満足感を得られれば、疲労回復だけではなく女性の場合は女子力も上げることが出来るでしょう。
ゆっくり過ごせるということは、安眠出来るという意味にもなります。
睡眠をきちんと取れれば、脳や身体が休まり、ストレスを取り除くことが出来ます。
また、成長ホルモンが分泌され、老化や病気を防いでくれます。
夢を見ることでその日の記憶を整理するという作業も行えますね。
もちろん美容にも効果的で、ぐっすり眠ればつやつやの肌を維持することが出来ます。
睡眠が足りていないと、肌に大きく関わる女性ホルモンの量が減ってしまうため、肌がかさついてしまい、張りも失われてしまいます。
白などの落ち着いた色合いの塗装を施した、木製の家具を置くと良いでしょう。
木の香りは身も心も穏やかにさせてくれますし、温かみも感じられます。
優しい雰囲気に包まれながら眠りにつけば、きっと良い夢を見ることが出来ますよ。
白を基調とした素敵な寝室インテリアをつくるポイント
居心地の良い寝室を作るには、家具や調度品の色の配分を考えなければなりません。
基本としてはベーシックカラーを70%、アソートカラーを25%、アクセントカラーを5%の割合で揃えれば良いでしょう。
ベーシックカラーは床や天井など広範囲に使うため、濃い色は避けて下さい。
圧迫感や威圧感を覚えてしまい、落ち着きません。
クリーム色や淡いグリーンなどが良いかもしれません。
白く塗装された木製の家具を置いても良いでしょう。
アソートカラーは部屋の雰囲気を作るために使います。
ベッドカバーやカーテンなどの小物類はこれに属する色のものを置きましょう。
アクセントカラーは他の色を引き立てたり、逆に引き締めてやるためのものなので、目を惹くような色合いのクッションなどを使うと部屋全体が上手くまとまります。
家具の位置も重要です。
例えば窓の近くにベッドの頭側が向いていると、冷気や熱気を直接浴びてしまうので熟睡出来ません。
サイドに収納場所を作るなら90cmほどの余裕が欲しいところですし、クローゼットの場合は扉を開けて、中の荷物を出すスペースが必要になります。
しかし、理想の部屋を作り上げても、快適に過ごせなければ意味がありません。
目覚めが悪かったり、起きると全身が痛かったりする寝室は嫌ですよね。
寝具や照明、リラックス出来る音楽やアロマなど、自分が思い描く寝室を完成させるために、無理をしない程度に工夫を凝らしましょう。
ペンキDIYで素敵な部屋に!
いかがでしたか?
ペンキDIYって女性にも出来る手軽さから、人気ですよね。
自分の好きな色に塗装して、自分好みにできると、気分も上がりますし、とても楽しいですよね。
これからDIYをしてみようと思っている方、ペンキ選びに迷ったら、今回ご紹介した記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
好きなものに囲まれて生活するのって、とても素敵で、憧れますよね。