身の回りの必要な物を見直し、シンプルな生活を送りたい方、多いですよね。
シンプルな部屋というと物が少ないイメージですが、工夫次第で、生活感のない部屋にできるんです。
また、カラーなどに統一感を出すと、部屋もまとまって見えます。
一日の疲れを癒す寝室のシンプルインテリアの方法もご紹介したいと思います。
シンプルインテリアな部屋とは
最近は片付けのハウツー本が多く出版されています。
シンプルで、すっきりした部屋は気持ちが良いです。
シンプルを求める方の中でも必要最低限の「モノ」だけを揃える主義は「ミニマリスト」とも呼ばれます。
本当に必要なものは何かを考えれば、インテリアとしてもシンプルにまとまる上、家具が少なくなるため、掃除をするのが楽になります。
しかし、今あるものを急に減らすのは難しいですから、まずは片付けにトライしてみましょう。
一番簡単な片付けは、「見せない収納」です。
入れる場所や置く場所などをきちんと決め、いつも同じ場所に戻す方法です。
家族にも協力してもらいましょう。
物があふれてゴチャゴチャしないので、見た目がすっきりしますよ。
ポイントは、隠しすぎないことです。
よく使うものは手に届く場所に決めましょう。
高い棚や、引き出しの奥の方に入れてしまうと、出すのが面倒になり結局使ったままになります。
カゴなどを取り入れて、身近な場所に飾りながら収納するのもおしゃれです。
そして、勇気がいりますが、最終的には「物を捨てる」ことも大切です。
1年以上使わないもの、使いにくいものなどは思い切って処分しましょう。
捨てるのに抵抗がある場合は、リサイクルショップに持ち込むのも良いですね。
新しく買い物をする時は、「本当に必要かどうか」ゆっくり考えてみましょう。
おしゃれなシンプルな部屋にするには
シンプルでおしゃれな部屋にしたい!と誰でも1度は思ったことがあるのではないでしょうか。
そもそもインテリアで言う「おしゃれ」とは、センスが良く生活感がないことです。
生活感とは、人が生活している様子がわかる空間ですね。
生活感を出さないようにすれば、部屋の印象は随分と変わります。
ホテルの部屋などが良い例ですね。
インテリアのカラーやテイストを統一し、床に物を散乱させない、家電のコードをゴチャゴチャしているところを見せないなど、少しの心がけですっきりとシンプルにまとまります。
そして、大切なことは、やはり「片付け」です。
生活感がない部屋は、心理的にも効果があると言われています。
個人差がありますが、部屋がすっきりと片付いていると精神的にも落ち着き、気持ちに余裕が出てくるとされています。
心理的な効果は、インテリアのカラーによっても変わります。
白は落ち着きや清潔感を感じ、部屋が広く見えます。
赤やオレンジの元気カラーは、温かみ、ぬくもりを感じます。
青は興奮が収まり、集中力が増すと言われます。
片付けとカラーを利用して、部屋をおしゃれに変身させませんか?
シンプルインテリアの部屋の生活感を隠す方法
生活感のないシンプルな部屋は憧れますね。
少しでも近づけるよう、いくつかポイントをお伝えしましょう。
例えば、衣替えの際、着なくなった服をしまうのはベッドの下などのデッドスペースをおすすめします。
シンプルなボックスを揃えると、統一感が出て良いですね。
ちょうど良い空間が無い場合は、大きさの揃ったケースなどに入れ、上から布などで隠す方法もあります。
部屋のインテリアに合ったおしゃれな布を使えば、生活感がなくなります。
さらに部屋のカラーを揃えるだけでも、すっきりとまとまります。
赤やオレンジなどは明るく温かみがある雰囲気になります。
女性に人気のピンクならフェミニンに、モノトーンならシックな大人の空間が演出できます。
意外に見落としがちなのが本棚です。
背表紙のカラーがバラバラだと統一感がありません。
同じ色のカバーを掛けて揃えるだけでもかなり違います。
カバーが面倒な時は、背表紙に流行のマスキングテープを貼るのもおすすめですよ。
飽きたらすぐに剥がせるのもメリットです。
シンプルな寝室インテリアで一日の疲れを癒す
ここでは寝室のインテリアコーディネートをご紹介しましょう。
基本的には、基調色と言われるベーシックカラーを70%、協調色と言われるアソートカラーを25%、強調色と言われるアクセントカラーを5%の割合にすると良いです。
ベーシックカラーは、割合が高いので、天井や床、壁紙などに配分しましょう。
アソートカラーは、部屋の雰囲気作りに大切な色なので、カーテンやベッドカバーなど大きめの布に使用してみましょう。
アクセントカラーは、インテリアに変化をつけ、引き締め効果があります。
クッションやティッシュのカバーなど小さめのものに取り入れると全体がまとまります。
次に家具の位置も考えてみましょう。
ベッドの頭側が窓の近くにあると、冬は冷やされて眠りが浅くなることがあります。
また、ベッドの近くに収納棚を置く際は、90センチくらい幅を取らないと引き出しや扉が開きません。
作り付けのクローゼットがある場合も同様です。
さらに部屋に雨戸が無い場合は、朝日を遮るために色をそろえた遮光カーテンも用意しましょう。
そして、シンプルで心地よい寝具やおしゃれな照明器具、BGMを流せる環境があれば最高の眠りが期待できますね。
取り入れるカラーで癒し効果が変わる
部屋の印象は、カラーによってガラリと変わります。
お気に入りの色を見つけて、寝室をコーディネートしてみましょう。
そこで色の効果についてもご紹介していきましょう。
パープルは、リラックスする色として寝室にピッタリと言われるカラーです。
特にラベンダーのような淡いパープルは心身を癒すカラーとして人気があります。
植物をはじめとするグリーン系は、目の疲れを取ることで知られていますね。
気分転換になるためストレスが軽減し、精神的なバランスを保つとも言われます。
ブルーは、興奮を鎮め、集中力を高める効果があり、催眠作用も期待できます。
スタンダードなベージュは、インテリアにもよく使われますね。
落ち着いた自然な色合いで飽きが来ないため、壁紙やカーテンなど面積が広い場所におすすめです。
赤などの元気なカラーは、気分を高揚させる効果があります。
意欲が増して、活動的になれると言われています。
また、過度にシンプルにしてしまうと、殺風景で無機質な部屋になるので注意してください。
壁紙を変えられるようなら、一面だけ違うデザインにしてみてはいかがでしょう。
雰囲気が変わって素敵ですよ。
和室でもシンプルでおしゃれな寝室を
和室のインテリアについてご紹介しましょう。
日本古来の和室は、使い勝手が良い部屋として根強い人気があります。
和室は、座卓を出せばくつろげる空間に、お布団を敷けば寝室にと、必要に応じてレイアウトができます。
お布団の場合は、一段高くした場所に敷くとベッドのようになり、境界線ができて良いです。
来客時には畳んで布を掛ければソファー代わりにもなります。
和室にベッドを置くのもおしゃれで素敵です。
シーツなどのリネン類の色を工夫することで、和風ホテルのような印象になります。
賃貸の和室にベッドを置く場合は、畳に跡が付くのが気になるところです。
濃い色のカーペットなどを敷いてからベッドを置いてみましょう。
さらにローベッドを取り入れると部屋全体の重心が下がり、落ち着いた印象になります。
このように外国人が見た日本を意識して、センスの良い部屋を作ってみませんか。
また、最近ではシンプルでおしゃれなデザインのすのこベッドが出ています。
通気性が良く、お布団でもマットレスでも使用できるのでおすすめですよ。
シンプルな部屋、憧れますよね
いかがでしたか?
シンプルですっきりした部屋っておしゃれで憧れますよね。
ミニマリストまでは出来ない!という方でも、生活感を感じられない様に、収納などで工夫するといいかもしれませんね。
テーマカラーを決めて実践すると、部屋にまとまりが出て、良いかもしれないですね。