新しい住まいを建てる際、さまざまな費用がかかりますよね。
設計費や工事費はもちろんですが、引っ越しに伴って、新生活で必要な家具や寝具や家電も用意しなければなりません。
また、引っ越しの費用もあるので、あらかじめ予算を考えておくべきですよね。
今回は、新築に住む際の家具や寝具をお得に購入するポイントや、引っ越しの予算について書いていきます。
新築の家具や寝具にかかる予算を考える
新築を購入した際に、家具や寝具、または家電、さらには住宅設備まで様々な費用がかかります。
ここでは、「耐久消費財」と呼ばれるものについて考えてみたいと思います。
「耐久消費財」とは、数年以上といった、ある程度長いスパンで使い続ける消耗品のことを言います。
また、「家財道具」という費用もあり、こちらは普段の生活の中で頻繁に使用し、捨てるものを言います。
ここでは、新築で使用するものですので、主に「耐久消費財」のことについて書いていきます。
新築のときに購入する「耐久消費財」は何が多いのでしょうか。
多く購入されているものをランキング三位までご紹介していきます。
予算を立てる際に参考にしてください。
まず、第一位は「カーテン」です。
新築に住み替えた場合に、実に77%もの人がカーテンを購入し直しています。
カーテンは窓の高さ、広さによってサイズが決まるため、今まで使っていたものを流用することができない場合も少なくありませんので、購入し直す必要性が高いのでしょう。
第二位は、「照明器具」です。
こちらも実に61%の方が購入しています。
こちらは、建物に埋め込まれているような照明のケースも多いので、住まいが変わればそのまま買い換えるのが自然なのでしょう。
そして、第三位はルームエアコンです。
現在のエアコンは省エネ性能が高いので、新しいものに買い換えた方が電気代が少なくなるという利点もあります。
新築の家具家電や寝具をお得に購入するにはPart1
新築を購入した場合、家具だけでなく、寝具にも予算を割きたいところです。
ファブリック類などを使って低予算で自分好みのインテリアを演出してみるのもいいかもしれません。
まず、寝室を演出する前に、以下の3つの大事な点を頭に入れておいてください。
それは、「通気をよくすること」「清潔を保てる構造を選ぶ事」「体にいいマットレス(敷布団)を選ぶこと」の3点です。
寝具のお勧めをご紹介していきます。
部屋が狭いようであればソファーのようにも使える、ヘッドボードのないタイプを選ぶといいでしょう。
また、脚付きマットレスも人気がありますが、衛生面と健康面で構造体とマットレス本体が分かれているベッドをお勧めします。
清潔を保つためにも、マットレスは半年に一度程度上下を入れ替えたり、表裏を打ち返すなどした方がよいでしょう。
昔からあるお布団も簡単に干す事が出来るという点でおすすめですし、ベッドとお布団を合体させたような、すのこベッド+ポケットコイルスプリングのマットレス&ベッドパッドなどもお勧めです。
マットレスを購入したら、ゴムベルト付の洗えるベッドパッドを購入してマットレスを清潔に保ってくださいね。
新築の家具家電や寝具をお得に購入するにはPart2
日本では昔から物を大切にする心がありますが、家電製品の場合は、あまりにも古い形式の製品をいつまでも使っていると、電気代も高くつき、長い目でみると買い換えた方がお得な場合もあります。
新築に移ったタイミングで予算に合わせて、家具や家電も思い切って買い換えてみてもよいかもしれません。
家電や家具、または寝具は買う時期も大切です。
大体、夏・冬のボーナス商戦に合わせて新製品が発売されるので、その少し前に買うのがお勧めです。
家電店としても、新商品が出てくるまえに、型落ちした製品を少しでも売ってしまいたいのです。
しかし、一つ前のモデルといっても新しい商品と性能にそれほど差はないので、 一つ前のモデルをお得な価格で購入するのが賢い買い方ではないでしょうか。
また、家具や寝具を購入する際には、ひとつのお店でまとめて買うと、割引などをしてくれてお得です。
子供が小さいうちは落書きされたり、壊されたりする可能性も高いので、高価な輸入家具などは控えたほうがいいかもしれませんね。
引っ越しの予算、いくらくらいなの?Part1
新築を購入した場合、家具や寝具の買い替えも大事ですが、まずはなんと言っても、引越しの予算も立てなければなりません。
引越しの価格は、新年度が始まる3、4月が一番高いです。
次に高いのは7、8月の夏休み時期ですから、急ぎなどでなければ、できればこれらの時期は避けたいところです。
実際に、これらの時期以外では、引越し費用は9万円台とあまり大差がありません。
しいて言うならば、11月は8万円台後半で一番安いです。
この時期には冬で寒いからでしょうか、引越しをする人が少ないので、安く収まるようです。
また、引っ越し野費用を荷物量別に見ていきたいと思います。
2トントラックを利用する場合の平均引越し金額は8万円台ですが、3トントラックになると、引越し費用は10万円を突破します。
そして、10トン以上にもなると、倍の20万円近くになってしまうのです。
費用を安く抑えたいのなら、自分でトラックを借りてきて、自分たちで運ぶのもありですね。
そして、自分たちだけでは運べないような大きなものだけ、引越し会社に任せるのです。
引っ越しの予算、いくらくらいなの?Part2
新築を買うと、なかなか予算が限られています。
ですから、できるだけ引越し費用は安く抑えたいところですよね。
引越し費用を移動距離とともに見ていきましょう。
移動距離が50kmまでであれば、7~8万円台と費用は変わらないのに対して、それ以上になると費用が変わってきます。
ちなみに大阪~東京間は直線距離にすると、だいたい400km程度で、それ以上離れた距離の移動になると、費用は20万円近くになってしまいます。
まず、引越し会社にダンボールやガムテープを自分で準備した場合は、見積もりが安くなるのかどうかたずねてみましょう。
見積もりを立ててもらうときに、引越し先のエレベーターの有無による影響は少ないです。
それよりも、トラックの大きさや、荷物の量、距離などによって作業員を手配する人数が変わってきますので、費用が変わってくるのです。
ですから、家具ばかり多いとか、引越し作業のしやすさなどはあまり考慮されないといっていいでしょう。
引っ越しを低予算で済ますコツ
新築先の引っ越しを低予算で済ますには、冬の引越しがおすすめです。
調査の結果、引っ越し費用が一番かかった月は3月でした。
一方、一番低かった月は11月で、金額にして5万円もの開きがあったのです。
引越しを考える人は、ゴールデンウィークや、夏休みに計画する人が多いようですが、ざっくり言えば、12月を除く、冬の引越しが一番お得だといえます。
さらに月で考えた場合、月末ではなく、上旬~中旬は比較的安くなる可能性があります。
また、曜日も、日曜日の午後は意外と引っ越し料金が安くなる可能性があります。
ですから、土曜日を避け、日曜日の午後から平日がいいようです。
引っ越し料金を比べると、午後便は、午前便に比べて半額程度までなることがあります。
引越し業者がいつやって来るか、わからないという難点はありますが、 時間に余裕があり、安く抑えたいなら午後便のほうがお得です。
また、カレンダーに書かれている「仏滅」は引っ越しを避けたいという心理があり、仏滅は引っ越し料金が安くなる可能性があります。
引越料金を安く抑えて、家具や寝具などを新たに購入する資金にしたいものですね。
引っ越しは手続きを忘れずに
長距離引っ越しをする際には、各種住所変更手続きを忘れないようにしましょう。
住民票や健康保険などの公的書類に関する手続きの中には、引っ越し前に住んでいた土地の役所で行わなければならないものもあります。
長距離で引っ越しをしてしまった後に、引っ越し前に住んでいた役所での手続きのために戻って手続きを行うのは困難です。
住所変更が必要なものは事前にリストアップし、余裕をもって手続きを行いましょう。