ソファなどの家具や寝具、プラスチック製品などは、長く使っているとシミや黄ばみができてしまうことってありますよね。
白い製品は、できるだけその白さを保ったまま使用したいですよね。黄ばみを落とす方法は無いのでしょうか。
ここでは、家具や寝具のシミや黄ばみを落とす方法をご紹介します。
白い家具の黄ばみの原因とは
白い家具の黄ばみの原因は複数あります。
経年劣化・使われている素材の化学変化・喫煙による黄ばみなどがそれにあたります。
プラスチックの素材の一つであるブタジエンは、経年と共に変色してしまいます。
素材の外も中も一様に劣化して、黄ばんでしまいますから、これは、家具としてその場所で使っている限り、避けられなかった事なので、諦めるしかありません。
同様に、使われている素材の化学変化も素材自体が劣化してしまっているため、これの黄ばみをどうにかするのは、難しいと言えるでしょう。
そして、喫煙が理由の黄ばみですが、こちらはタバコにふくまれているヤニが黄ばみの原因を作っています。
よく、喫煙者の部屋の壁が黄色くなってしまっているのを見かけますが、それと同じように、白い家具が煙草のヤニで黄ばんでしまうのです。
これを防ぐためには、黄ばみやすい家具などにカバーをかけたり、空気清浄器を使うといった事が挙げられますが、必ずしも黄ばみを防げるとは限りません。
また、白い家具も材質次第では、押入れの中や日の当たらない場所でも黄ばんでしまう事があります。
家具の黄ばみを白く戻すためのポイント
家具の黄ばみを白く戻す事は出来るのでしょうか?
まず、白かった家具が黄ばんでしまった原因を探らなければなりませんが、家具の材質がよくわかっていない場合は、それが難しいです。
家具に酸化防止剤が使われていた事による黄ばみであれば、紫外線に当てる事で、黄ばみが消える場合もあります。
押入れなどに眠っていた家具が、黄ばんだなどの場合は、一度天日干ししておくと元に戻る可能性もあります。
また、過酸化水素水や漂白活性化剤に漬け込む事で化学変化を起こさせ、元の白い色に戻す事が出来ます。
しかし、化学物質は危険を伴いますし、購入も面倒な上、大型家具に使うのは一苦労です。
あまりこの手は現実的ではありません。
基本的には、酸素系漂白剤などで漂白をした後に紫外線に当てるという方法になりますが、プラスチックの素材限定ですし、分解して漬け込む必要もありますから、面倒な事この上ありません。
小さな家具なら浴槽に浸ける事も出来ますが、ある程度大きな家具で寿命が来たと思ったら、買い替えてしまう方が良いかもしれません。
パソコンのキーボードの黄ばみを漂白
白い家具には色々ありますが、パソコンもそんな家具のうちの一つと言えるのではないでしょうか?
最近のパソコンのキーボードは、黒やグレーを基調としているものが多いですが、中には黄ばみが気になるデザインの製品もあります。
パソコンのキーボードの黄ばみを取り去り、きれいに漂白する方法があります。
しかし、作業の途中でキートップを紛失したりしないように注意しておきましょう。
パソコンのキートップをまず初めに外すのですが、専用のツールがあるのでそれを使うようにしましょう。
そして、まずは一つ一つ丁寧にふき取りをします。
その後は、ゴム足などの樹脂意外の部品を外して、プラスチック部品と分けておきましょう。
樹脂素材のパーツは、汚れが気になるようならば、ふき取りで掃除をします。
プラスチックなどの樹脂素材部品の方は、漂白剤を薄めた水を入れた容器の中に入れ、よく日光が当たる場所に置いておきます。
バケツで漂白するよりも、もっと大きな衣装ケースやプラスチックケースを用意すると、全体を一度に漂白する事ができるのでおすすめです。
紫外線を多く当てなければなりませんから、天気が良い日に行うようにしましょう。
また、再びキーボードを組み直す自信が無い場合は、止めておきましょう。
家具のシミ抜きや掃除方法
白いソファも、黄ばみが気になる家具のうちの一つです。
ソファの掃除方法は、毛先の柔らかいブラシで汚れを落としていき、その際には、シワの間に挟まっている細かいゴミなどもこれで取り除きます。
その後に、掃除機で汚れやほこりを吸い取りましょう。
そして、40度位のぬるま湯に浸したタオルなどでふき取り掃除をします。
それでも取れない汚れがある場合には、台所用の中性洗剤を薄め、それを歯ブラシにつけて軽くこするか、カーペット用もしくは、シミ取り洗剤を乾いたタオルに付けて、ふき取り掃除をし、その後に洗剤を残さず、ふき取るようにしましょう。
シミ抜きはシミの種類によって方法を変えるのが効果的です。
お茶は、アルコールやエタノールでのふき取りが有効ですし、カレーの場合は、アルコールやエタノールの他に、酢でのふき取りも効果的です。
チョコレートと牛乳の汚れは、布にベンジンをつけてふき取り、口紅やインクなどの油性のシミは、ベンジンや油汚れ専用のしみ抜き剤で叩くように汚れを落とします。
この際は、こすらないようにするのがコツです。
最後に水拭きをして仕上げたら、ブラシをかけて毛を起こしておきます。
ベッドのシミを取って白さを保つ①
白いベッドは清潔感もあり、部屋の雰囲気を明るくしたり、他の家具と馴染ませるのにもちょうど良いですが、白いベッドや家具は、経年と共に黄ばみが気になってくる事が多いです。
ベッドの上に敷いているお布団に関しては、最近では、安くて良い物が売られているため、劣化したら買い替えてしまう方が面倒くさくないですし、快適なベッドの状態を維持しやすいです。
しかし、ベッドのマットレスに関しては、また別の話です。
お布団に比べるとかなり値段が高く、洗いにくい上に、大きくて捨てにくいと三拍子揃ってしまっています。
このマットレス部分にシミが出来ると、まだ使えるうちは、シミ抜きを考えなければなりません。
ベッドにシミが出来る原因は、何かをこぼしてしまったり、湿気のせいでカビが生えてしまうなどがあります。
日頃から汗や湿気でカビが生えたりしないように、ベッドとはいえ、万年床を避けるようにしなければなりません。
よく晴れた日には、窓を開けて換気をする事を忘れないようにし、その際には、お布団を干し、その間マットレスにも空気がしっかりあたるようにして湿気を飛ばしましょう。
ベッドのシミを取って白さを保つ②
白いベッドは、部屋の雰囲気を良くするのに最適な家具ですが、黄ばみが発生しやすいものでもあります。
部屋にベッドがある人は、ベッドをソファ代わりにしている事も多く、サイドテーブルなどに飲み物を置いて飲食する人までいたりします。
また、寝る時にお茶や水などを飲むために、傍らに用意している人はたくさんいて、そうやって毎日飲食していれば、ちょっとした不注意から、ベッドにこぼしてしまう事もあるでしょう。
もしも、ベッドに飲み物をこぼしてしまった場合は、すぐに対処をした方が無難です。
水に浸したタオルをよく絞り、トントンとベッドを叩くようにふき取ります。
ゴシゴシこすると、ベッドのシミが広がってしまう上に、内部にまで浸透しやすくなってしまうので注意しましょう。
何度も上記のようにトントンしているうちに、色つきの液体であれば、シミが薄くなってくるので、その状態になったら、水で薄めた洗剤をシミの部分に少し塗って2~3分放置します。
その後に、また水にぬらして絞ったタオルでしっかりとふき取りましょう。
この際は、シミの外側から内側に向かってふき取る事で濡れる面積を抑える事が出来ます。
ふき取りが出来たら、乾いたタオルで水分をしっかりとふき取ります。
エアコンの前面カバーも
今回ご紹介した家具や寝具だけでなく、エアコンの前面カバーも黄ばみができてしまうことが多い物の一つですよね。
エアコンのカバーは、キーボードと同じように取り外してからホコリ等の汚れを落としたら、漂白剤をスプレーして、そこにラップをしてカバーをし、紫外線を当てて水洗いを行うという作業を繰り返し行うことで白さを取り戻しますので、試してみてください。