家具や寝具を買うときに、清潔感のある白色を選ぶ方も多いのではないのでしょうか。
しかし、白い家具や寝具は、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
お客様にも見えやすいソファーなどを買って、後悔している方や、汚れを落としたい!と思っている方は、今回の記事を参考に、汚れ落としや掃除をしてみてください。
白いソファーに汚れをつくる原因
ソファーは汚れがつきやすい家具の一つです。
しかも、白色のソファーはよけいに汚れが目立ってしまうので、厄介です。
長時間放置した汚れは、生地の繊維としっかりからみつくため、放置した時間に比例して、簡単には落とせなくなってしまいます。
出来るだけ、簡単に落とす為には、こまめなソファーの掃除が不可欠となります。
一慨に「汚れ」といっても、いろいろな種類の汚れがあります。
食べ物・飲み物によるシミもありますし、しょう油・ソース・コーヒー・紅茶・お茶・ジュース・油・ドレッシング・マヨネーズなどによって、汚れがついてしまうこともあるでしょう。
また、長年使っているソファーだと、人の油や皮脂が原因でシミができることもあります。
口紅などが万が一ついてしまうと、なかなか取れません。
その他にも、マジックやペンなどの子供の落書きも放っておくと、落としづらくなるため、チェックを怠らないようにしましょう。
ほこりの成分ですが、お部屋の中にある綿埃・砂埃・毛髪・食べカスなどからなります。
また、調理中に発生した煙や水蒸気の微粒子や油分などにも含まれているので、ソファーの上は、気づかないうちに埃が積もってしまっています。
白い布張りソファーの掃除方法
ソファーは、使われている素材ごとに掃除方法が違います。
まず、布張りのソファーの掃除方法をご紹介いたします。
布張りのソファーは、まず毛先の柔らかいブラシなどで汚れを落とします。
その後、掃除機でほこりや細かいごみを吸っていきます。
次に、40度くらいのお湯に浸したタオルで拭きます。
この時に、表面をやや強めに撫でて汚れを落とすのがいいです。
この方法でも取れないような、しつこい汚れがある場合は、一般的な中性洗剤を薄めて、歯ブラシなどにつけて軽くこすっていくとよいでしょう。
仕上げに、ソファーに付けた洗剤が残らないように絞った布で拭き取ります。
カレーなどによるシミには、酢、アルコール、エタノールなどで取り除くことができます。
チョコレート・牛乳の場合は、布にベンジンをつけ、つまむようにして拭き取ると、これまたきれいに取り除くことができます。
このようにして、白いソファーでもシミを残さず、清潔できれいなソファーを保つことができます。
白い布張りソファーの掃除方法 その2
他にも、白い布張りのソファーで油汚れのシミを見つけた場合の対処の方法をご紹介いたします。
まず、汚れが口紅、インク、ペンなどは原因の場合は、洗剤で掃除する前にベンジンや専用のシミ抜き剤をつけて、軽くたたきながら落とします。
作業をする際に、決してこすってはいけません。
シミの汚れが目立たなくなったら、水をつけて、しっかり絞ったタオルで水拭きします。
ソファーは、濡れたまま放置してはいけないので、その後にブラシをかけて、乾燥を促します。
また、かなり前にできたであろう原因不明のシミを発見した場合にも、ベンジンを白地タオルにつけて、シミをたたいて落とします。
この方法でも落とせない場合、シミ取り用洗剤を吹き付けて、歯ブラシなどでシミを浮き上がらせて取り除きます。
汚れが浮きあがってきたところで、乾いたタオルで吸い取ります。
この時も、また仕上げに洗剤を残さないためにも、布で拭き取るのです。
これらの作業をする際に注意していなければならないことは、ソファーの目立たない部分で試し使いをしてみることと、蛍光剤を含んだ洗濯用洗剤は、変色の原因になるので、布張りと言っても、ソファーに使うことはおススメできません。
このように、白いソファーだからと言って恐れず、こまめに掃除してあげてください。
白い革張りソファーの掃除方法
今度は、白い革張りソファーの掃除方法をご紹介いたします。
なんといっても、白い革張りのソファーは普段からの手入れが重要です。
汚れがついたままにしておくと、なかなか落とすことはできません。
こまめに、固く絞った布などで、水拭き、から拭きをする習慣をつけましょう。
また、表面保護の目的で、靴用のクリーナーなどで膜をつけ、汚れがつきにくくすることもできます。
しかしながら、シミや汚れがついてしまった場合には、ついてすぐの汚れならば、台所中性洗剤などを指につけて、軽くこするだけで汚れを取り除くことができます。
表面についた皮脂などの汚れには、まず、水拭きとから拭きを行います。
その後、消毒用エタノールをハンカチや化粧用コットンにつけて軽く拭きとります。
表面が乾いたと思ったら、衣類用などの洗剤を麺棒につけて、繰り返し湿布しましょう。
仕上げに、水をつけて固く絞ったタオルで水拭きをしたら終了です。
こう考えると、白い革張りのソファーでも、手入れはそんなに難しくはありませんね。
ソファー以外の汚れやすい白いもの
白いソファーでなくても、白色は得てして、黄ばみやすいものです。
特に、シーツやお布団、またベッドパッドなどは、男性のしつこい皮脂が生地に浸透し、なかなか取れず、黄ばみを作ってしまいがちです。
この黄ばみは、ある程度は洗濯で落とせますが、それでも落とせない場合は、熱湯に洗剤液を漬け込み、酵素系洗剤を溶かして、一晩その中で漬け置きしてみてください。
白物生地なら、塩素系の漂白剤を使ってみても良いです。
また、それでも黄ばみが取れない場合は、鍋に洗剤を入れて数分間煮てみてください。
この方法で、驚くほど汚れも黄ばみも取れますが、素材によっては、ぼろぼろになる可能性もありますので、覚悟が必要です。
そして、黄ばみについて何よりのポイントは、すすぎこそ丹念にするということです。
実は、洗剤のすすぎ不足が黄ばみの原因になっている場合もあるんです。
しつこくて取れない黄ばみも、このような掃除方法を試してみてくださいね。
洗えない白い寝具の掃除方法
白いソファーの掃除も大変ですが、それ以上に洗えない厄介な白い寝具として、ベッドマットが挙げられます。
洗えませんので、完全に汚れを落とすことは不可能かも知れませんが、ある程度の汚れは、落とすことが可能ですので、ぜひ試してみてください。
・熱めのお湯で溶いた中性洗剤に布を浸け、その絞った布で汚れにとんとんさせます。
・洗剤が浸透したところで、熱い蒸しタオルをかぶせて、しばらく放置させます。
・タオルが冷めたところで、また熱いタオルをかぶせる、を繰り返します。
これで、ある程度の汚れが取れる場合もあります。
納得できる汚れの程度になったら、しっかり乾燥させましょう。
ベッドマットの上には、汚れがつきにくくさせる為に、シーツやパッドを敷いて汚れ対策をするのがおすすめです。
シーツやパッドは、頻繁に洗濯することができますので掃除がしやすいです。
どうか、ご自分のライフスタイルや機能性にあった、良いシーツやパッドを選んでみてくださいね。
白い家具の掃除はこまめに!
汚れが蓄積すると、掃除するときに、とても時間が掛かってしまいます。
出来るだけこまめに掃除したり、何かこぼしてしまったら、すぐに対応するように心掛けましょう。
白いものは、とても清潔感があるので、なるべく綺麗な状態を保ちたいですね。