気持ち悪い!!和室の壁にカビ発生!掃除の仕方と予防法は?

カビを見ただけで気持ち悪くてゾッとしますよね。

家屋に発生するカビは、普通にお掃除しているだけでは簡単に取れません。

ゆっくり体を休める場所である和室の寝室の壁に繁殖したカビは、健康被害をもたらし、病気の原因になってしまうこともあります。

本当は怖いカビの対策を行うために、特徴や掃除の仕方、予防法について考えてみましょう。

和室の壁紙にカビ!カビが好む環境と条件

カビは和室・洋室は関係なく、条件さえ揃えば何処にでも発生します。
壁や床に黒い点のようなものを見つけたら、速やかに掃除をして下さい。
時間が経過するとこびり付いてしまい、カビ取りの跡が残ってしまうかもしれません。

まずはどのような状態になるとカビが生えるのかを知るところから始めましょう。

カビが好むものは「湿気」と「汚れ」の2つです。
基本的に湿度が80%を超え、20~30℃以上の温度がある環境ならカビはどんどん増殖します。

高温多湿になっている場所ならいくらでもカビは湧いてきます。
洗面所やお風呂場など、水気が多く汚れやすいところは特に気を付けて下さい。

タンスや押し入れ、クローゼットも注意するべきポイントです。
普段から換気を行わない上に、湿気が逃げにくい場所でもあるので、油断していると衣類にカビが生えている可能性があります。
日当たりの悪い部屋も同様です。

広範囲に渡ってカビが増えてしまうと、体調を崩してしまうかもしれないので、早めに取り除いて下さい。

和室等の壁のカビ掃除の注意点

壁や床などにカビを発見したら早急に除去することをおすすめしますが、和室の場合はエタノールか専用の薬剤を使って下さい。

これらをスプレーの容器に入れて吹き付けたら、よく絞った雑巾で拭き取ればオーケーです。
材質などの都合で薬が使えない時や、こびり付いた黒ずみが取れないようなら新しいものに張り替えましょう。

なお、洗剤を使用する際の注意点ですが、塩素タイプと酸タイプの洗剤は有毒ガスが発生するので絶対に混ぜてはいけません。

そのような注意書きの有無にかかわらず、洗剤を混ぜ合わせることはやめておく方が賢明でしょう。
また1つの洗剤を使った後、そんなに時間が経っていないのに別の洗剤や薬剤を使うことも危険なので避けて下さい。
ちなみに洗剤ではありませんが、酢も酸タイプとして見なされるので気を付けましょう。

壁に付いたカビは、壁の性質に合わせた洗剤を使いましょう。
例えばキッチンハイターを色や柄の付いた壁に使うと色落ちしてしまうので、白い壁にのみ使用すると良いですよ。

エタノールはペンキを剥がしてしまいますし、酢は使用可能な場所は多いものの、金属を腐らせてしまうため、サッシなどが近くにある時はこぼさないように注意して下さい。

壁にカビを生えさせない予防法

部屋の壁などにカビが生えると和室や洋室は関係なく見栄えが悪くなります。
それには普段からの予防が重要となってきます。

大事なのは「換気」「除湿」「掃除」の3つです。

こまめに除湿器などを使って湿度を下げ、掃除を怠らなければカビの好物である埃をだいぶ減らせます。
また空気を入れ替えることで、溜まった湿気が逃げていくので、結露も付きにくくなります。
もし結露で濡れていたらすぐに拭きましょう。

気温に関しては、人間が心地良いと感じる温度はカビにとっても快適な温度なので、調節が難しいのです。
しかし湿度と埃を減らすだけでも十分な効果が得られます。

エタノールや逆性石鹸、重曹などを水に溶かしたものをあらかじめ付けておくことも有効です。
市販の予防スプレーは、壁の素材によっては使えない場合があります。

壁がコンクリート製の建物はカビが発生しやすいと言われており、特に1階は要注意です。
コンクリートで造られたマンションの1階に住んでいる人は気を付けて下さい。
またこれから引っ越しを考えている人は、壁の材質を確認して、もしコンクリートならなるべく1階は避けることをおすすめします。

最もカビを発見しやすい場所はお風呂場などの水回りです。
お風呂から上がる前に換気扇を回し、洗濯物は部屋干しではなく天日干しをしましょう。
悪天候の日は洗濯をしないか、あるなら乾燥機を使いましょう。
換気扇を回しながら干すという手もあります。

和室の壁のカビとり方法

和室は畳のおかげで湿気を調節しやすくなっているので、カビは比較的発生しにくいと言えるでしょう。
しかし、その畳に湿気が溜まってしまったり、日当たりが悪い部屋の場合は例外となります。
壁や床などから始まり、それがどんどん他の場所へと広がっていくので、早めに取り除くことをおすすめします。

和室のカビ取りには壁の素材と合っている洗剤を使いましょう。
和室の壁はクロスが張られていたり、砂が混ざっているタイプだったり、木材で造られていたりと実に様々です。
それぞれに合ったものを使わなければ効果が期待出来ないばかりか、逆に壁を傷めてしまう可能性があります。
きちんと材質を確認してから洗剤を使用するようにしましょう。

なお、カビは一度発生すると、どれだけ対策をしても再発する可能性が高いです。
そうなってしまうときりがなくなり、工事を頼まなければいけなくなることがあります。

またカビは決して外側だけに生えるものではありません。
壁の中が結露すると、内側でカビが湧いてくることがあるのです。
この場合は壁を開ける必要が出てくるため、業者に連絡を入れてみましょう。

和室の寝室を安眠へ導く壁紙のカラーコーディネート

和室の壁にはどのような壁紙を使えば良いのでしょうか。
寝室にする場合、派手な色ではなかなか眠れないので、落ち着いた色合いが最適かと思われます。
おすすめは鎮静作用のある青や、リラックスさせてくれる茶色が良いでしょう。
緑を使えば筋肉や骨を作りやすくしてくれる上に、血圧を下げてくれます。

寝る直前にどんな色を視界に入れるのかによって、眠りにつくまでの時間や、寝ている間の神経の働きに影響が出てきます。
例えば青を見ていると寝付きが良くなり、赤っぽい色なら興奮することで身体が緊張してしまいます。

熟睡したいのなら寝具やカーテン、カーペットを青系でまとめ、家具はベージュなど茶系をメインで揃えると良いでしょう。
暖色系の中では黄色を使うと睡眠を促すセロトニンという成分が分泌されやすくなります。
濃いめのものではなく、パステルカラーくらいの淡い色を選びましょう。

ひとつの部屋に複数の色が並んでいると落ち着かなくなるので、どんなに多くても3色までにして下さい。
なお、カビが生えると台無しなので、こまめな換気と湿気対策は忘れないようにしましょう。

和室の寝室に大事な壁紙コーディネート

寝室は一日の疲れを癒やすための重要な部屋です。
和室にしろ洋室にしろ、くつろげる部屋にするためには、まずは壁紙から見直してみましょう。

気持ちを落ち着かせるには濃い色よりも落ち着いた色合いのものや、派手な柄の付いていないものが合っていますが、無地の白い壁紙ではあまりにも無機質すぎるので、クリーム色やベージュなどを選びましょう。
どんな模様なのかがはっきりと分かるのではなく、あまり目立たない、柔らかさを感じさせるモチーフが使われているものを探すと良いですよ。

また椅子やテーブルなどの家具の色と合わせれば、部屋全体がすっきりして見えることでしょう。
全て同じ色に揃えようとはせず、色の濃淡や、部分的に同じ色や柄が用いられているものでも十分見栄えは良くなります。
面積の広いカーテンも、部屋の雰囲気を作り出すための大きなポイントです。

人によっては風水を参考にするかもしれませんね。
環境を整えると運気が上がるという考え方のことですが、実際に効き目があるのかどうかは分かりません。
しかし、住みやすい場所を作るために動くことや、前向きになることは悪いことではありません。

気を付けるところと言えばカビでしょうか。
カビは湿気と埃さえあればどんなところにも湧くため、掃除と換気はきちんと行いましょう。

適切なカビ対策をして、カビの脅威から身を守ろう!

ふと気がつくといつの間にか壁に生えているカビ・・・本当に厄介ですね。

カビは病気のもとになったりする、本当は怖いものです。

発見したら、すぐに対処しましょう!

またカビが生えないようにする為の予防もしっかりして下さい。