あなたの部屋のベッドは、何色のカバーやシーツを使用していますか?
無難に、落ち着いた色合いのアイボリー色やベージュ色でしょうか!?
今回は、特に寝室において色がもたらす心理効果を調べました。
その色次第で、今よりも更に快眠が手に入るかもしれません。
アイボリーとベージュ、色の違いはあるの?
アイボリーという色はクリーム系の色に分類される代表的な色です。
象牙色とも呼ばれます。
白に近い色で薄い黄色と灰色が混ざった色です。
ただし市販品でアイボリーと呼ばれるものは少し違った色であることが多く、灰色が混ざっていない薄いクリーム色として定着してしまっています。
ベージュという色は茶色と黄色の中間的な色で、やや赤っぽい薄茶色という雰囲気の色となります。
JIS規格だと「明るい灰みの赤みを帯びた黄」ということで黄色として扱われます。
クリーム色というのは白いクリーム色からかなり濃い黄色のカスタードクリーム色まで様々あります。
色の定義でのクリーム色というのは色コードで「#fff3b8」となっています。
その他のクリーム系の色として、きなり色という、オフホワイトと同義語だと考えても良い色があります。
ほんの少し黄色っぽい白という色でアイボリーと比べると白に近い色となります。
また、カスタードクリーム色というのは卵を作ったクリームの色で、色の種類として定義がなく、明確な色コードもない不明確な色です。
アイボリー色とベージュ色の効果
アイボリーという色は人を安心させてくれる色です。
本能的に誰もが受け入れられる色だとも言えます。
食品の地色でもあり、そういうことからも本能的に拒絶され難い色だと言えるでしょう。
バターやハチミツのような色はゴールドに近いアイボリーで、明るい色なのでインテリアに使うと部屋が明るくて安心できるような印象になります。
そのため気軽にインテリアに取り入れやすい色でもあります。
そして黒や白などのはっきりした色を中和させて、冷たい印象を緩和させてくれます。
アイボリーは同系色のグラデーションも使いやすく、自然で優しい印象となり、緑を足せば落ち着いた印象を加えられ、オレンジを足せば暖かい印象を加えられ、赤を足せばエネルギッシュな印象を加えられます。
ベージュという色も人を安心させてくれる保護してくれるような色として使えます。
ナチュラルな印象もあり、一番取り入れやすい色だと言っても過言ではないでしょう。
飽きのこない色でリラックス効果も抜群です。
ベージュ系は自然な柔らかさがあるため落ち着きを演出できますし、カーテンなどに使えば、落ち着く空間を作ることができます。
そのためストレスを解消して、心安らげる部屋にしたいならベージュ系をおすすめします。
暖色系はオシャレインテリアに最適
アイボリーやベージュという色は安心感のある色で、他の色には他の効果があります。
赤は食欲をそそる効果があります。
特に赤は遠くからでも目立つ色で、軽快なイメージや家族団らんをイメージさせてくれる色です。
ポップな配色でまとめると人を楽しませるイメージにもなります。
ただし赤単体だと軽快すぎて子どもっぽいイメージになることもあるので差し色が大事になります。
黄色も食欲をそそる効果があります。
また見ていて懐かしさや温かさを与えてくれる色で、楽しいイメージも与えてくれます。
そのため黄色は世界中のヒット商品に使われている色になっており、赤の半分以下になるように黄色を使うのが良いと言われています。
黄色が強すぎると不安感を高めてしまうこともあり、理想的には赤8と黄色2と使うのが良いようです。
赤や黄色は素晴らしい色なのですが、家具に使用することに気が引けるのなら、食器などのキッチンツールに使うこともオススメです。
赤や黄色の花を生けても良いでしょう。
ベージュなど他の色のインテリアコーディネート
ベージュやアイボリーの家具を使うと優しい雰囲気となり、ソファやラグに使えばホッ安らげるリビングになります。
フォトフレームや時計といった小物に木材を使えば全体な統一感を出せます。
そういうことならテレビ台やテーブルはブラウンにしたほうが良いでしょう。
落ち着きのある雰囲気になります。
テレビ台で部屋が狭く感じるというときはローボードを使えば良いでしょう。
部屋が広く見えるようになります。
緑の家具を使うとリラックス効果があります。
そのためグリーンのソファなどの緑色のアイテムは、一番過ごし時間が長くなるリビングに置くと良いです。
ラグを丸型にすると柔らかい雰囲気を足すことができます。
もしくはストライプ柄のラグを使うことで一気に個性的な部屋にでき、緑色のような落ち着いた色のソファとストライプのラグを混合して使用するのも相性は抜群です。
クールな部屋にしたいならブルーとライトグレーのラグを使うと良いでしょう。
黄色は部屋全体を明るい印象にしてくれます。
黄色のソファにオレンジのクッションなどの小物を合わせればパッと明るいリビングになるでしょう。
カフェ風のリビングにしたいなら、ラグは濃いグリーンが良いでしょう。
一気に落ち着いた雰囲気となることでしょう。
ソファはブラックとグリーン、そしてテーブルは木材にしてノスタルジックな雰囲気を足し、イスはソファの色と敢えてバラバラにすることで、よりカフェらしい雰囲気となります。
アイボリー色とベージュ色は寝室に使うべき色?
色彩には黒や青や緑など様々で数え切れないくらいあって、大きく分けると興奮色と鎮静色の2種類になります。
寝室に使う色は、心身のリラックスがあったほうが良いので、鎮静色をオススメします。
鎮静色には、青、緑、ベージュ、アイボリーなどあります。
刺激がなく優しい色だと言うこともできます。
特に青色に包まれることで人間は血圧が下がって自然と瞬きの回数が減ります。
それだけリラックスしているということで熟睡できることでしょう。
目で見ていなくとも肌で色を感じていることを示すライトトーナス値だと、青・緑・ベージュが最もリラックスできる色だと証明もできています。
反対の興奮色は、寝室には使わないほうがよいでしょう。
赤やオレンジは人を元気させてくれる色です。
太陽光などもイメージできる色なのでとても活発的な色だと言えるでしょう。
色合いとしてはすごくオシャレではあるのですが、日中のように興奮してしまうので熟睡できないことが多くなります。
寝室には何色が良いのか?
赤やオレンジは興奮する色なのですが、淡いピンクというのは興奮する色ではありません。
実は、淡いピンクはリラックスできる色として使えます。
落ち着きと信頼を与えてくれるので実際でも病院でナース服の色として使用されています。
さらにそれだけでなく女性ホルモンを刺激して若返りの効果があるとも言われており、そのような効果から寝室に使うべき色だと言えます。
淡いピンクによって落ち着きやリラックス効果があり、身体から張りや緊張が抜けていきます。
しかし女性はともかく男性の寝室に淡いピンクというのは嫌だと思われる方も多いと思います。
そんなときは緑や青、ベージュやアイボリーを使うことでリラックスできる寝室を作り上げることができます。
安眠のために取り入れたい色をまとめると、青、緑、黄色、淡いピンクとなります。
ご説明した淡いピンク以外をご説明していくと、青なら鎮静作用が高く、興奮を収めてくれて、体内時計をサポートして眠りやすくしてくれる色です。
緑なら自然を連想させてくれるので心身のバランスを整えてくれて、気持ちが落ち着くため血圧を下げてくれます。
黄色だと睡眠ホルモンの分泌を促してくれる色となります。
色の効果を上手に利用して質の良い睡眠を
人間は、生きている時間の約3分の1は睡眠です。
睡眠中は、心と体をゆっくり休める時間です。
そんな大切な時間を、眠りにそぐわない色と過ごしてしまうと、なんだか損した気分になりますよね!
そうならない為にも、寝室における色の役割を理解し取り入れてみましょう!