赤ちゃんは大人の何倍も汗をかきます。なので布団にもカビは生えやすいのです。
また、カビは赤ちゃんに悪い影響を及ぼす可能性がありカビが生えた布団をそのまま使用することはとても危険です。
今回は、赤ちゃんでも安全な布団のカビの取り方などをご紹介していきます。
赤ちゃんのお布団のカビ取り方法と手順①
赤ちゃんのお布団にカビが生えてしまった場合、大人のお布団と違って何かと心配になる事も多いです。
大人が使うお布団ならば、ある程度カビ取り剤などを使ったりしても平気そうですが、生まれたての赤ちゃんはカビ取りにも気を付けなければなりません。
カビ取り剤は臭いも強烈なので、部屋の中にもカビ取り剤の臭いが充満してしまう事もあります。
しかしカビをそのまま放置してしまうのも悪影響がありますから、赤ちゃんのお布団にカビが生えてしまった場合は、赤ちゃんの衣類に使える洗剤を使用してカビを漂白してしまいましょう。
医療用漂白剤ハイターは、塩素系漂白剤の中でも有名な商品ですが、こういった漂白剤は色つきのシーツだと色落ちしてしまいます。色落ちさせたくないのであれば酸素系漂白剤を使用するのがおすすめです。
いずれの漂白剤を使用するにしても、使い方を良く見て、正しく水やお湯で薄めてからお布団を浸け、決められた時間通りに浸けて漂白するのが望ましいです。
購入する際は、赤ちゃん用衣類の漂白と書かれている商品を選べば、赤ちゃんのお布団のカビ取りにも使う事が出来ます。
赤ちゃんのお布団のカビ取り方法と手順②
赤ちゃんのお布団のカビを取るために赤ちゃんの衣類用などの漂白剤を使用した後は、漂白剤をきちんと落とすためにしっかりと真水で濯いでください。
その後に洗濯機に入れて洗浄します。
ある程度のカビならばこれで結構落とすことが出来ます。
しかし、一度で汚れが落ちなかった場合は、何度も繰り返して漂白しましょう。
カビの中でも黒カビはお布団に発生してしまうと、いくら洗っても落ちない場合も多いです。
漂白剤を使っても黒い跡が残ってしまう場合も多々あり、とにかく気持ちの悪い存在となってしまいます。
黒カビが赤ちゃんのお布団に生えてしまった場合には、漂白剤で減菌したとしても完全に消す事は出来ないので、新しくお布団を買い替えてしまう方が良い場合も多いです。
また、お布団を買い替えたくない場合は布団専用クリーニングに出し、お布団を高温で丸洗いしてもらうのが効果があるという事です。
これならば、カビの菌が大幅に減少すると言われています。
しかし、完全にカビを消し去るのは困難な事でもあるので、クリーニングに出すより買い替えをおすすめします。
赤ちゃんのお布団のカビ対策
赤ちゃんのお布団のシーツにカビが生えてしまうと、それを取るのは結構大変です。
漂白剤で滅菌出来たとしても、黒い点々が残ったままになってしまう事も多くあります。
赤ちゃんのお布団にカビが生えてしまって後から苦労するよりも、赤ちゃんのお布団を使い始めたら、カビが生えないように対策しておく方がはるかに簡単ですし、買い替えたりしなくて済みます。
お布団の材質にもよりますが、一日30分~1時間程度お日様の下で干すのがおすすめです。その際には片面だけではなくひっくり返して両面日に当てるようにします。
天気が悪くて干せない時が続く場合は、家の中で椅子の上に掛けておくなどして、湿気を飛ばしましょう。
空気の通り道を作る事で、お布団の中にたまった湿気が飛んでいきます。
また、お布団に使えるカビ防止スプレーをしておくと、万が一のカビの発生を防ぐ事も出来ます。
赤ちゃんのお布団のカビを防止するためには、赤ちゃん用のカビ防止スプレーを選択するようにしましょう。
カビによる赤ちゃんへの様々な悪影響
カビは人体に悪影響を及ぼす事で知られています。
大人でも、たまにカビによる様々な症状が現れるのですから、赤ちゃんのお布団にカビが生えてしまった場合は、悪影響が起きないように早々に対処しておきましょう。
カビは時に、アトピーやアレルギー性疾患、水虫や鼻炎・ぜんそく・結膜炎といった症状も引き起こします。
呼吸器も未発達である子供のうちからこのような環境で過ごしてしまうと、カビによって上記のような症状になってしまうかもしれません。
それだけではなく、乳幼児の頃にカビや湿気の影響を受けると、5歳・6歳の時に知的能力が下がるとも言われています。
お布団に生えた単なるカビが、後々まで影響する事もあるのです。
最近の学歴社会では、知的能力の発達が必要不可欠です。
こうなってしまわないように、カビ対策をしっかりとする必要があります。
極端に無菌室みたいな環境にしなくとも、カビが異様に発生しているような状況にしなければそれでいいのです。
普段のカビ対策の他、部屋は換気をして湿気をしっかりと逃がし、天気が良い日には窓を二か所以上開けて換気を行うようにしましょう。
お布団以外のカビにも注意!!
赤ちゃんのお布団にカビが生えてしまっている場合には、早めにきれいにしておきましょう。
放っておけばだんだんとカビが広範囲に広がっていってしまいますし、カビの胞子が至るところに飛んでいきます。
カビ自体は45℃以上のお湯で死んでしまうので、それくらいの温度のお湯で洗濯をするのも良いかもしれません。
また、カビが生えてきて日が浅いのならば、クエン酸や酢や重曹などで落とす事も可能です。
スタイや湿ったシーツなども、沸騰したお湯で煮沸消毒すればカビを殺す事が出来ます。部屋の中にカビが生えるのは、いくら掃除などをしっかりとしていても珍しい事ではありません。
特に夏場にエアコンを使っている人のお部屋では、エアコンに黒カビが生えてしまう事が多々あります。これは熱交換器と呼ばれる部分に水滴が付着する事が原因です。
こまめに掃除を行う事でエアコンのカビはある程度防げますが、エアコンのカビは部屋全体にカビの胞子が舞ってしまう事もあるので注意したいものです。
フローリングにお布団の直置きはカビの原因
ベッド用のスプリングマットレスをフローリングに直置きして使っている人は結構たくさんいるようです。
敷布団の代わりにマットレスを使って寝ている人たちもいます。
ベッドが無くてもベッド感覚で使用する事が出来ますし、普通に敷布団を敷いて寝るよりも寝心地が良いという事で人気があります。
フローリングにマットレスをそのまま置いてベッドを作るのはとても便利ですが、このやり方だと、マットレスやフローリングにカビが生えてしまう事が多々あります。
これと同様に赤ちゃんのお布団を敷きっぱなしにしていて、カビが生えてしまったという体験をした事がある人も多いと言われています。
ベッドの上にマットレスを乗せていれば、寝汗や部屋の温度などが湿気の原因になるだけですが、マットレスをフローリングに直置きしていると、温度差のせいで結露が出来てしまいます。
結露が出来るとそこがカビにとって格好の棲家となってしまうので、気が付いたらカビが大繁殖していたという事につながるのです。
赤ちゃんのためにカビを防ごう
大切な我が子のお布団にカビが生えたらショックですよね。
ですが、赤ちゃんがいるご家庭はどうしても加湿器をつけっぱなしにし、カビが生えやすい環境になりがちだと言われています。
カビは多くの悪影響を及ぼします。一番の予防はお布団を毎日干し、部屋の空気の入れ替え、シーツなどこまめに洗濯することが大切です。