引っ越しが決まった!そんなとき、あなたならどうしますか?
引っ越しギリギリになって、大家さんに賃貸の解約を伝えますか?
実は引っ越し2ヶ月前までに解約しないと二重家賃が発生してしまうことがあるのです。
ここでは二重家賃とその防ぎ方についてや、引っ越しを決めてから準備を行う順番についてご紹介します。
引っ越しの2ヶ月前に解約しないと二重家賃に!?
新しい賃貸先に引っ越しした先、しばらく以前の住まいと、新しい住まいの両方の家賃の支払いが発生し、これを二重家賃と言います。
入居者が中途解約する際は、解約の一か月前までには通告しなければならない契約になっているので、解約を通告後一か月は解約ができないのです。
たとえば、3月31日までの契約になっているとします。
この場合、2月28日までに解約を通告しなければなりません。
もし、通告が遅れて3月10日になってしまった場合、解約できるのは、4月10日となり、3月31日から4月10日までは、家賃は二重に発生し、11日文の家賃を日割りで支払うことになるのです。
このように、解約日に気をつけなければ、二重家賃は容易に発生してしまいます。
ですから、引っ越しの2ヶ月前には、解約を済ませておくと、二重家賃を免れることになります。
賃貸を考えている人は、法律を下調べするなどの、ちょっとした心がけで、たくさんお金をセーブすることにつながるのです。
賃貸の解約について
もしも、解約の通告が遅れてしまい、退去日が希望よりも遅れてしまいそうな場合は、大家さんに直接連絡をして、退去日の交渉をしてみるのも手かもしれません。
顔見知りの大家さんならば、案外了承してくれるかもしれません。
しかし、基本的には、引っ越しの2ヶ月前に賃貸の解約をしておくのが、二重家賃なども発生せず、一番良い方法です。
もし、大家さんが了承してくれた場合、管理会社に「解約日、大家さん了承済み」という旨を伝えるだけで済むかもしれません。
では、解約日が決まったところで、通知書はどのように書くのでしょうか?
基本的には、管理会社、不動産会社にはすでに所定の用紙があります。
または、契約した時点で解約通知書を渡されることもあります。
伝えなければならない情報は、現住所、物件名・号室・名前・転居先住所・敷金の返金口座・退去の立会い希望の有無などです。
その他にも、電気、ガス、水道など公共機関への手続きも忘れずにやりましょう。
さらに、転居の手続きを郵便局でしたり、新聞の解約など、引っ越しまでにしなければならないことは、たくさんあります。
引っ越しを引っ越し業者に頼む場合は、見積もりなども忘れずに余裕を持って、あらかじめ頼みましょう。
賃貸の引っ越し2ヶ月前!準備する順番は?①
引っ越し日が決まったならば、早速梱包にとりかかりたいところですが、その前に不要なものがないかどうか探してみましょう。
本や雑誌、小物など案外たくさん出てきます。
そして、それらをゴミ袋に分別して、売りに出しましょう。
自分にとってもはゴミでも、他の人にとっては宝だったりするものです。
いらないものを売ってお金に換え、賃貸の足しにしましょう。
家の中の不要なものを売ってすっきりしてきたところで、荷造り開始です。
引っ越し業者から、段ボールやガムテープなどをもらうことができたら、ここでもまた使う用途に合わせて分別しながら荷造りするのです。
たとえば、あまり使わないものはまとめて梱包するなどするという具合です。
普段使っているベッドなどはそのままにしておきます。
梱包はあまり難しく考えずに、とにかく始めてみましょう。
そうすると、スムーズにできるというものです。
この梱包作業は余裕を持ってするのが良いので、賃貸解約日が決まったらさっそく引っ越し日の大体2ヶ月前には取りかかった方が良いといえます。
賃貸の引っ越し2ヶ月前!準備する順番は?②
梱包をする前にある程度不要なものを発見し、売りに出したと思いますが、梱包を進めていくうちにまだまだゴミ、あるいは、売りに出せそうなものがどんどんと出てくると思います。
賃貸の解約をして、引っ越しを決定した際は、できるだけ荷物は少なくした方が良いですから、少しでも使わないと思ったなら、思い切って売りに出してしまいましょう。
次の賃貸先まで持っていってもきっと使わないでしょうから。
一つ一つ、「捨てる、売る、あげる」という風に吟味をしていくのが梱包成功の秘訣です。
このように、梱包は引っ越しの2ヶ月前に行っていますから、まず普段使わなさそうなものから梱包していきます。
それでも、卒業アルバムや写真類、はたまた結婚式の引き出物の品など、予想外のものがいろいろ出てくるのが、引っ越しです。
ですから、あたふたしないためにも、余裕を持って始めるのが良いのです。
そして、現段階で残ったものは、普段よく使うものばかりだと思います。
それらは、引っ越し日1週間を切ったあたりから、梱包していけば良いのです。
貴重品などは、段ボールに梱包せず、手荷物として用意した方が良いです。
解約したらベッドと共に引っ越ししたい①
賃貸を解約し、引っ越しが決まった際に、梱包は2ヶ月前から始めなければならないと書きましたが、ベッドは引っ越しの直前まで使用できます。
しかし、このベッドの引っ越しが案外難しいのです。
というのも、折りたたみ式の簡易ベッドや、小型のベッドならそのまま引っ越しできますが、解体が必要なベッドは、解体して運搬し、また引っ越し先で組み立てる必要が出てきます。
この作業を引っ越し業者が手伝ってくれるのか、それとも自分で組み立てまでしなければならないのかどうかを事前に確認する必要があります。
また、引っ越し先にエレベーターがあるのかや、玄関やドアからの搬入が無理な場合は、追加でクレーンを用意する必要もありますので、それらもチェックしておかなければなりません。
ベッドのスムーズな組み立ての為に、完成図の写真は事前に取っておき、ちゃんとした道具でもって骨組みやフレームに沿って解体するようにしましょう。
また、解体でできたねじなどは、紛失しないよう袋に入れて管理するなど、しっかりとした手順で行いましょう。
解約したらベッドと共に引っ越ししたい②
梱包は退去日の2ヶ月前から始めていますが、ベッドの梱包は賃貸解約日の直前にすると先ほど申しましたが、事前に梱包方法などは調べておく必要はあります。
引っ越しをする際、実はベッドの有無で引っ越し料金が大きく変わってくるのです。
ですから、思い切って、学生さんの初めての引っ越しなどでは、引っ越し先でベッドを購入する方法が良いかもしれません。
その購入の際にも、今後の引っ越しを見据えて分解可能なベッドにしておいた方がよさそうです。
電動ベッドや医療用ベッド、システムベッドなど、分解ができないベッドの引っ越しは、引っ越し料金が余分にかかる可能性があります。
というのも、大きすぎてエレベーターや階段を通過できない場合は、クレーンを使用して窓から搬入しなければならなくなるからです。
見積もりが安いのは良いですが、丁寧に作業をしてもらう、また補償内容なども大事です。
しかしながら、単身赴任の方は、家族と離れ、精神的な疲労がたまりやすいです。
それらのストレスを解消するために、ある程度、良い寝具やベッドを選ぶ必要はあるかもしれません。
不安な場合は相談を
二重家賃を払うのは嫌ですよね。
そういった問題を未然に防ぐためにも、引っ越しが決まった段階で対処することをオススメします。
また、一人では契約・解約・引っ越しが不安な場合は、家族や大家さんに相談するようにしましょう。
身近に相談相手がいない場合はネットでの相談でもかまいません。
一人で溜めこんだり、2ヶ月前に解約することを忘れたりする事態を防ぎましょう。