油圧式の椅子の仕組みと使い方!よい椅子を長く使おう

お子様の勉強机に使う椅子やオフィスの椅子にはいろいろな種類のものがあります。

椅子の高さを調整するための上げ下げの仕組みについても油圧式、ガス圧式、機械式の3種類があります。

ここでは、油圧式で高さを調整する仕組みの椅子を取り上げます。

「油圧式のよい椅子を購入して、長く使うにはどうしたらいいか?」「故障したらどうする?」といった点についてご紹介します。

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油圧式の椅子の仕組みはどうなっているの?

いくつかの椅子には、下側についているレバーを押すと自動的に椅子が上がるものがあります。

この仕組みはどうなっているのでしょうか。

椅子の高さを調節する方法としては油圧式・ガス圧式・機械式があります。

機械式では、手で回転させて高さを調節する必要があります。

一方、油圧式とガス圧式では、自動的に必要なところに調整が可能です。

この椅子を押し上げる力を油圧で行うか、ガス圧で行うかで油圧式・ガス圧式の区別があります。

油圧の原理というのは、「油のような液体の圧力と体積の掛け合わせたものは一定である」という物理の法則によるものです。

液体を閉じ込めてその体積を小さく押し付けると圧力が高くなるため、この圧力でものを押すことができます。

この押す力を油圧といい、これにより椅子を押し上げて高くできるのです。

ガス圧式のものも気体が油と同じような性質があるので、それを利用しています。

油圧式の椅子の仕組みについては、100年以上も前に発明され特許が取られました。

最初は散髪屋向けの椅子として使われましたが、その後発展して一般的に使われるものになり、多くの家庭でも見られるようになりました。

油圧式の仕組みの椅子の特徴と課題

油圧式の椅子は「油を使う」というその仕組みにより、極めてスムーズに上げ下げができます。

また、油圧式の椅子を使っている場合、あまり長く使っているため「寿命などないのでは?」と感じるくらい長持ちします。

「椅子が壊れた」などというのは聞いたことがない人が多いでしょう。

その代わり、一度油圧の部分が故障して上げ下げができなくなったら修理は不可能です。

買い替える以外ありません。

この点、機械式ではそういう故障はありません。

壊れるのは機械の部分だけですから、よっぽど荒っぽい使い方をしなければ破損したりしません。

ガス圧式のものは油圧式と同じで、ガス圧が少なくなれば上げ下げができなくなります。

ただし、ガス圧の椅子は中に入れているシリンダーを交換することによって修理することができ、また新品同様に使うことができます。

この交換も極めて安く行うことができます。

ただ、ガス圧式のものはガスの爆発という危険性が伴います。

油という液体よりガスという気体の方が、どうしても爆発しやすいものです。

それでも、ガスの内容によって爆発しやすいものとそうでないものがあります。

以前は爆発の事故は起きていましたが、最近は日本製のものでは窒素ガスなどの爆発しにくいものを選んでいるため、危険性は減っています。

ちなみに、油圧式のものは気体と違って爆発の危険性は低くなります。

しかし、ガスでも油でも高圧で圧縮しているのですから、高温のところに近づけるようなことは避けるべきです。

油圧式の椅子の寿命

「油圧式の椅子は長持ちするので寿命などない」と思われているかもしれません。

もちろん実際には寿命があるのですが、丁寧に使えば、かなり長く使うことができます。

油圧式の椅子が故障するのは、その仕組みに関係しており、油を閉じ込めてある部分が破損して油が漏れ出し、これにより油の圧力が低下して椅子が上がらなくなる、といったことがほとんどです。

油はしっかりと金属で閉じ込められているのですから、そう簡単に故障するものではありません。

しかし、椅子に座っている人の中には、乱暴に扱う人もいますよね。

グッと反り返ったり、ゆすったりする人もいます。

こういった力がかかると機械でもだんだん緩んで来たり、反ってきたりしますよね。

椅子の油圧の部分も同様です。

重い人間を載せて圧力に耐えているのです。

このように使い方はそれぞれ違いますので、寿命としてはかなり幅があり、数年から、長く持つものでは数十年たっても普通に座れるものもあります。

ガス圧式の場合はこれよりは短いのですが、ガスシリンダを交換することにより、新しいものと同じように使うことができます。

油圧式の椅子を選ぶときの注意点

油圧式の椅子も最近はネットで海外のものが安く買えますが、いろいろ問題もあり、慎重に選ぶべきです。

やはり、日本メーカーの管理品で保証書をつけているものを選ぶべきです。

一定の期間に問題があれば、無料で修理するか交換してくれます。

日本メーカーも実際の製造はアジアの国で行っていることが多いのですが、メーカーとして品質管理に責任を持っているので安心でしょう。

中国メーカーのもので油圧式の椅子が爆発を起こして事故となった例も報告されています。

油圧式の仕組みの中心である油を閉じ込めるシリンダー部分が劣化して爆発した、とのことです。

日本ではこのようなことは考えられません。

ただ、ストーブのような熱の高いものに近づけて使うとやはり危険性はあるので、気を付けるべきです。

油圧式の仕組みの椅子が故障したら

油圧式の椅子を長く使っていると少しずつ油漏れを始めることがあります。

これはもう「寿命が近づいた」というサインです。

油を閉じ込めてある部分が、かかる圧力によりひびが入ったり緩んできたりしているのです。

油は衣服や家具を汚しますから、こまめにふき取る必要があります。

そして、油漏れする場所にテープなどを何重にもしっかりと張ってとめれば、少しは長持ちします。

しかし、時間の問題ですから早めに買い替える準備が必要です。

油圧式の椅子はガス式と違い、油を狭い空間に閉じ込めているのですから、一度その部分が故障して圧力が下がると、簡単には直すことは不可能です。

ガス式の場合は、ガスが入っているシリンダーでガスのコントロールをしているため、ガス圧が減ってしまう故障の場合はこのシリンダーを交換すれば、容易に新品同様に直すことができます。

油圧式の椅子は、その仕組みゆえにこういった修理はできないので、あくまで応急修理を行い、なるべく早く買い替える必要があります。

応急修理としては、割りばしや鉛筆のようなものを何本か柱の周りの支えとしてつけて、ガムテープなどで止めて高さを維持することで、しばらくは使える可能性があります。

修理といってもこの程度しかできませんから、早く買い替えるしかありませんね。

安全で長持ちする油圧式の仕組みの椅子の製造

いろいろな商品の製造において安価な労働力を求めて、アジアのいろいろな国に製造工場を移している日本企業は多々あります。

油圧式の椅子の場合もほとんどが海外で作られています。

しかし、日本企業は海外でものを製造しても、国内で製造しているときに確立した技術や検査基準を海外での製造に適用し、安全で高品質のものを作ることができます。

海外の人を作業者として使っても、教育により日本と同じ品質を保つように業務管理することが可能です。

これにより油圧式の仕組みを持つ椅子についても、安全で長持ちするものを提供できるメーカーが多いです。

安全性についても、国内の種々の基準に則った検査が行われているため安心です。

また、でき上がってくるものの検査も、日本国内並みの厳しい品質管理を行い、不良品を出さないように努めています。

ネットなどで買う際にも、こうした日本の製品を選べば安心といえるでしょう。

油圧式の椅子を理解して大事に使おう

油圧式の椅子についてその仕組み、使うときの注意、購入する時の注意などをご紹介しました。

よい椅子を買えば、長持ちします。

買うときは価格だけでなく、よく調べてよいものを買いましょう。

また、油圧式の椅子も丁寧に大事に使えば長く持ちます。

その仕組みと特徴を理解してよいものを購入し、優しく扱って長くお使いになってください。