最近、「インダストリアルインテリア」と呼ばれるインテリアが流行っています。
インダストリアルというと、男前な印象が強いですが、女性にも人気がありますよね。
今回は、インダストリアルインテリアに興味のある女性に向けて、その人気の秘密やテイストを解説していきます。
ラグを使った、簡単にインダストリアルな空間を作る方法もご紹介しましょう。
「インダストリアルインテリア」とは一体何?
今回は、インダストリアルインテリアを取り上げ、その実用例として、インダストリアルな雰囲気が出せるラグの使い方などをご紹介していきます。
しかし、この「インダストリアル」という言葉自体、あまり聞き慣れないですよね。
実は、「インダストリアル」というのは、「工業的」という意味で使われる言葉です。
そして、1920年代に生まれたのが「インダストリアルデザイン」という、利便性と見た目の美しさを重視してデザインされた工業製品です。
そのため、そうした工業製品をインテリアに取り入れたのが「インダストリアルインテリア」ということになりますね。
また、インダストリアルインテリアのポイントは、
・シンプルさ(無骨さ)
・飾った時の美しさ
・実用アイテムの使いやすさ(利便性の良さ)
の3つであると言われています。
シンプルで無骨なので、男っぽさが前面に出るインテリアです。
例えば、シンプルで工業的なデザインのラグなどが分かりやすいでしょう。
しかし無骨なだけではなく、アイテムの使いやすさや飾った時の美しさがあります。
それが、インダストリアルインテリアが多くの人を魅了するポイントなのです。
インテリアにインダストリアルデザインを取り入れる際の注意点
ここでは、インダストリアルデザインをインテリアに取り入れる際の注意点をお伝えします。
インダストリアルインテリアは基本的に、
・レンガ壁
・レザー
・木と鉄を組み合わせた小物
で構成することが多いです。
そのため、初心者が本格的にインダストリアルインテリアを取り入れようと思うと、はじめは部屋全体が暗くなってしまうことが多いです。
もちろん、インダストリアルインテリア自体が「工業的なイメージのインテリア」なので、ヴィンテージ感や重厚感があるのは間違っていません。
しかし、赤いレンガの壁と黒や茶色のレザーのソファ、木と黒鉄の小さい本棚などを並べると明るい部屋からは遠のきます。
男性の部屋ならばそういったテイストでも良いですが、女性は明るさが欲しいですよね。
もちろん、それには
・レンガ壁をアクセントとして少なく使う
・レンガ壁の色を赤系ではなくライトグレーにする
などの方法があります。
しかし、そうした工夫をしながらインダストリアルな空間を実現するのは、インテリアが本当に好きな人やインテリアコーディネートの上級者でないと難しいでしょう。
ただ、無機質な中にほんわかする部分が少しあるだけで、部屋のイメージが変わります。
そこで重要になってくるのが、ラグの選び方なのです。
インダストリアルインテリアの上手な取り入れ方は?
では、そのインダストリアルインテリアを上手く実際の生活に取り入れる方法をご紹介します。
「男前なインテリア」と言うと、何だか「女性向けではない」ような気がしてしまいますが、そうでもはありません。
確かに、インダストリアルインテリアは男性向けのものですが、インダストリアルな雰囲気が好きで、自分の部屋のインテリアにもインダストリアルなものを取り入れているという女性もいます。
そして、女性がインダストリアルインテリアを取り入れる際に、一番とっつきやすいのが「ラグ」でしょう。
玄関先やリビングに敷く、あのラグです。
いきなり大掛かりなインダストリアルインテリアの部屋にしようとすると、お金も時間もかかります。
また先ほどご説明したように、部屋の明るさが失われがちです。
しかしラグであれば、そこまでの変化はなく気軽に試せるので「インダストリアルな雰囲気に興味があり、ちょっと取り入れてみたい!」という女性や初心者の方におすすめです。
次の章では、ラグが部屋のイメージに与える効果についてお伝えします。
ラグが部屋やインテリアに与える効果
ここまで、インダストリアルインテリアについてご説明してきました。
そして、インダストリアルインテリアに興味のある女性や初心者の方には、ラグから取り入れるのがやりやすいというのも、ご理解いただけたでしょう。
ですが、インダストリアルな雰囲気を出すためのラグ選びをご紹介する前に、ラグが部屋に与える効果についてお話しします。
ラグが部屋に与える効果には、
・部屋のアクセント
・空間を分ける効果
・部屋のインテリアを方向付ける
などがあります。
よく、「大きなラグは、それ一つが部屋のイメージを決める」と言うのは、そのためなのですね。
そして、ラグを敷く場所と言えば、
・玄関
・リビング
がメインですが、リビングに敷くラグには、家具やアイテム同士をつなぐ効果もあります。
これによって、一つひとつ見るとバラバラに見えるインテリアにも統一感やまとまりが出て、オシャレな部屋に見せることができるので、ラグはとても重要なアイテムなのです。
ラグ一つでもインダストリアルな雰囲気は出せる!
では、インダストリアルな雰囲気を出したい場合、どんなラグを選べば良いのでしょうか。
インダストリアルな雰囲気が出せるラグの柄には、特に決まりはありません。
ラグは、基本的にシンプルなアイテムなので、色の濃いものやヴィンテージ感のあるものであればインダストリアルな雰囲気になるのです。
それを玄関に置くだけでも、インダストリアルな雰囲気が出ますね。
しかし、ラグをリビングに敷く場合は、やはりソファの色によって雰囲気が変わってきます。
繰り返しますが、インダストリアルインテリアの場合は、レザー素材のソファを置きましょう。
そして、ソファの色も重めであることが多いので、ラグの色や柄で部屋の明るさが変わります。
そのため、
・部屋に統一感を出したい(多少部屋が暗くなっても良い)場合は、ソファの色と合わせやすいグレーや黒などのラグを選ぶ
・明るく見せたい場合は、白っぽい色のラグを選ぶ
・温かく見せたい場合には、赤茶系の色などにしてみる
など、どんなテイストのインダストリアルインテリアにしたいかをよく考えて、ラグの色の選び方を工夫してみると良いでしょう。
失敗しないインダストリアルラグの探し方
最後に、失敗しないインダストリアルラグの探し方についてお伝えしましょう。
ネット通販サイトなどで「インダストリアル ラグ」と入れて検索すると、様々な柄のラグの写真が出てきます。
その中から、気に入った商品を選んでみると比較的、選びやすいでしょう。
ただし、その際にも気を付けるべき点があります。
それが、
・ラグの大きさ
・洗濯のしやすさ
・色や柄が部屋の雰囲気に合いそうか
の3点です。
まず、サイズですが、大きいラグを敷くのであれば、サイズの確認は必須です。
大きすぎて敷けないのでは意味がありません。
小さいものも、小さすぎたということのないように、サイズはしっかり確認しましょう。
そして、洗濯しやすいものかどうかも重要です。
ラグも毎日使えば汚れます。
頻繁に洗濯することはないかもしれませんが、洗濯しやすいものの方が使いやすいでしょう。
「インダストリアルデザインのラグ」と言っても、その色や柄は本当に様々です。
部屋にインダストリアルインテリアを取り入れる第一歩として、自分の理想や好みだけでなく、部屋との相性なども考えた上で、ラグを選んでみて下さい。
まずはラグからインダストリアルインテリアに挑戦してみよう!
今回は、インダストリアルインテリアの取り入れ方について、ご紹介しました。
インダストリアルインテリアは、工業的でシンプルなデザインが人気の秘訣なのですね。
インダストリアルインテリアに興味がある女性は、ラグから入ってみると取り入れやすいでしょう。
その後、本格的にインダストリアルインテリアを取り入れれば、部屋づくりに失敗することも減りますね。