電話線の差込口が足りない!自分で増やすことは出来る?

電話の差込口が足りないと感じている場合、自分で増やすことは出来るのでしょうか?

自分で増やすことが出来ない場合、誰に頼んでどうすればいいのでしょうか?

ここでは、電話線の差込口を増やす方法について見ていきます。

電話線の差込口の工事は自分で増やすことが出来る?

電話線の差込口が足りない場合、費用や時間の節約のためでも自分で工事をすることは出来ません。
法律では、資格を持った電気工事士しか工事が出来ないことになっています。

もちろん、電気工事の資格を持っている人であれば、自分で電話の差込口を増やす工事をすることは可能です。

しかし、資格を持っていなければ、何か不測の事態が行った時に対処しきれませんし、素人が工事をすると感電の恐れがあり、漏電や火災の原因にもなりかねません。

ですから、これらの工事はリフォーム店や電気店に依頼することになります。

リフォーム工事店に依頼しても、電気工事をするための資格を持っていない場合は、そのリフォーム店が電気店に下請けを出して、電気店が施工する事になります。

このようなことを避けるためには、初めから電気店にお願いをした方がワンクッション少なくなるので、費用も時間も少なくて済むでしょう。

新しくFAXを購入したら電話線の差込口が足りない!

自宅で固定電話を使っている場合、電話線の差込口にコードを差し込んで使っているでしょう。

FAXの導入を考えているのであれば、FAX用の差込口が必要になります。
そのため、差込口を増やす工事をしなければならないと考えるのが一般的でしょう。

FAXを購入した上、工事費用もかかるとなれば、費用も結構かかってしまいます。

しかし、工事を行わなくてもFAXを導入する方法があります。

電話機にはいろいろなタイプがあり、子機が付いているもの、FAXと一体化しているもの、電話の機能以外には何も付いていないものなどがあります。

工事を避けるためには、電話とFAX機能が一体化しているタイプを購入すればいいのです。
一体化しているものであれば、差込口を増やす必要はなくなります。

さらにFAXに子機が付いていると、電話機自体を増やすことも出来るので、ほかの部屋にも電話機が欲しいと思っていた方には、大変便利でしょう。

電話機能が付いたFAXは高いから、と購入をためらわれる場合には、FAXに外部電話端子という機能が付いたものを購入するといいです。

外部電話端子は、電話機に取り付けることで、単体の電話との併用が可能になる便利なものです。

電話線の差込口にLANケーブルが入らない!差込口を増やす必要がある?

電話線の差込口には電話機のコードを差し込むだけではありません。

最近では、一家に一台はパソコンがありますし、家によっては一人に一台のパソコンがあり、インターネットを使用している家庭も多いでしょう。

パソコンで、インターネットや電話を使用するときにはLANケーブル回線が必要です。

LANケーブルは、電話線の差込口よりも、大きいサイズ作りになっています。
これは、電話線とLANケーブルの接続を避けるためです。

サイズが異なるため、LANケーブルに合った差込口を増やすために工事をしなければならないと、早合点をする人がいます。

ですが、LANケーブルを繋げるために、わざわざ電話線の差込口を増やす必要はありません。
各プロバイダと契約をすることで、専用のモデムというものを支給してくれます。

これで信号の規格を統一することが出来るのです。

電話回線でLANケーブルを使う場合には、専用のモデムが持つ差込口を利用して取り付けると利用することが出来ます。

そのため、電話線の差込口を使用してインターネットを繋げるときには、まずはプロバイダに相談をしてみましょう。

増やす工事は必要?電話線の差込口を抜き差しして利用している場合

電話線の差込口が1つしかない場合、電話を使わずパソコンを使いたいときには、電話線を抜き、パソコンのLANケーブルを繋いでインターネットをしている人もいるでしょう。

インターネットが終わり、差込口に電話線を差し込むことを忘れたままにしていると、電話線が抜かれたままになっているので、電話が使えないことになります。

抜き差しして使うのは面倒ですし、うっかり忘れてしまうと困った事態になってしまいます。

この問題を解決するために電話線の差込口を増やす工事の必要はなく、分配器で対処することが出来ます。
分配機を取り付ければ、電話線とパソコン用LANケーブル線の2本を、1度に繋ぐことが出来ます。

電気屋やパソコンショップに行けば、分配器は300円程度で売られています。
差込口を増やす工事をするよりも費用を抑えられ、かなり経済的です。

電話線差込口を増やす場合の工事料金

新築の時には感じなかったとしても、長年住んでいると不便に感じてくるものの1つが、コンセントの数や差込口の少なさです。

どうしてもコンセントや電話線の差込口を増やしたい場合、工事によって増やすことが可能です。

差込口を増やす工事は、今ある既存のコンセントを使います。

既存のコンセントを分岐させて差込口を増やす工事を行います。
既存のものを使うので、工事料金はそれほど高くはありません。

工事料金は1万円程度で行うことが出来ます。

既存のものに差込口を増やす場合には、元々コンセントがある場所から移動をさせることは出来ません。

別の部屋に差込口が欲しい場合には、新しくコンセントを作らなければならないので、工事費用は高くなります。

新しいコンセントを作る工事の場合、工事費用は3万円程度はかかると思っていいでしょう。

工事費用は、工事を依頼する電気屋によって工事費用は多少異なりますので、少しでも安く済ませたいと思うのであれば、まずは見積もりを取ってもらうといいでしょう。

いくつかの気になっている電気屋に見積もりを依頼すれば、大体の工事にかかる料金の目安も見えてきます。

勝手に電話線の差込口を増やすことが出来ない賃貸物件の場合

一軒家で自分の家であれば、誰の了承も得ずに電話線の差込口を増やすことが出来ます。

しかし、賃貸物件となると別です。
勝手に電話線の差込口を増やすことは出来ません。

インターネットの光通信を使いたいと思っている場合、光ケーブルが完備されている状態でインターネットが出来る環境の賃貸物件であれば何の問題もないですよね。

しかし、光ケーブルが完備されていない場合、電話線の差込口に光用の工事をしなければなりませんが、勝手に工事をすることは出来ません。

その場合、管理会社や大家さんに了承を得る必要があります。

また、退出する時には、光用の工事をしていた場合、借りるときの状態に戻して退去するようにしなければなりません。

ただし、大家さんが工事をしたままの状態でいいといってくれれば、元に戻さずそのままの状態で退出することが出来ます。

これは大家さんへの交渉次第ですね。

電話線の差込口を増やす時は電気店に依頼を

電話線の差込口を増やしたい場合、自分ですることは危険ですしリスクも生じますので、行わないように注意してください。

もし、工事をするなら、電気店等に依頼をしましょう。

差込口を既存のコンセントに増やすだけなら1万円程度で出来ますので、検討されてはいかかでしょうか。