寝具というと、最低でも枕と掛け布団と敷布団、さらにそれぞれカバーが必要で、そろえるのは大変です。
そんなときにおすすめしたいのが、寝具セットです。
必要な寝具がすべて入っているセットを購入すれば、今すぐにでも寝ることができてとても便利です。
しかも、バラバラに買うよりもリーズナブルなお値段であることが多いので、その点でもお得ですよ。
今回の記事では、寝具の選び方やおすすめの寝具セットをご紹介します。
寝具セットだったら今日から寝られる
寝具セットというと、「掛け布団」「敷布団」「枕」がセットになっているものが一般的です。
そのバリエーションとして、それぞれのカバーが付いている「6点セット」、タオルケットや肌掛けが付いている「7点セット」さらに毛布が付いている「8点セット」などもあります。
8点セットまでいくと、それだけで1年中過ごせてしまうほど充実したセット内容ですね。
寝具セットを買うときに気を付けてほしいのは、お布団用とベッド用のセットがあることです。
ベッド用の寝具セットは、敷布団でなくベッドパッドが入っているセットもあるようです。
床や畳にお布団を敷いて寝るつもりで買った寝具セットがベッド用だと、敷布団を買い足さなければならなくなってしまいますので気を付けましょう。
反対に、ベッド派の人は、敷布団が余ってしまわないようにベッドパッド入りのセットを選ぶのがおすすめですよ。
このように寝具セットは、セットによって含まれている寝具が異なります。
内容をしっかり確認してから購入してくださいね。
寝具を選ぶポイント!まずはサイズ選びから
寝具セットというとあまり新調する機会はありませんが、一人暮らしを始めるときやお客さま用に用意することがあるかと思います。
しかし、寝具といっても素材などによって価格はピンキリです。
どういったものを買えば良いのか迷ってしまいますよね。
そんなふうに迷ってしまったときは、ポイントを三つに絞って考えてみましょう。
『サイズ』
一つめのポイントはサイズです。
寝具にはサイズがあることはご存知ですよね。
「シングル」「セミダブル」「ダブル」が一般的です。
しかし、寝具メーカーによっては「ワイドダブル」「クイーン」「キング」のサイズも取り扱っているようです。
シングルは一人で寝る用のお布団ですが、一人でもゆったり寝たいという人はセミダブルがおすすめです。
部屋が狭いという場合は二人でセミダブルでも良いですし、ゆったり寝たいというカップルはクイーンでも良いでしょう。
どのくらいのスペースで、何人で、どのように寝たいのかによってサイズが変わります。
ご自分のライフスタイルを考えながら、サイズを決めましょう。
素材で寝心地が変わる?新素材もおすすめ
二つめのポイントにいきます。
『素材』
寝具にはさまざまな素材のものがあります。
寝具セットも、中材や側生地によって寝心地が変わりますし、価格も大きく変わります。
寝具に使われる素材をいくつかご紹介します。
・羽毛
羽毛布団は、主にガチョウやアヒルといった水鳥の羽根が素材となっています。
保湿性と放湿性の両方に優れている中材のため、掛け布団に使われるのが一般的です。
使用感は軽くて暖かく、快適な睡眠をもたらしてくれます。
羽毛は、羽毛の品質によって価格が大きく異なります。
高級品となると、かなりのお値段になることもあります。
しかし、打ち直しもできてお手入れも簡単なので、長い間使えるというメリットもあります。
・綿
保湿性や弾力性に優れていて、掛け布団、敷布団、枕の素材として使われています。
しかし、吸湿性には優れていますが、吸った湿気を吐き出す放湿性はあまりなく、湿気を溜め込みがちです。
そのため、定期的な天日干しのお手入れが必要になります。
綿のお布団も打ち直しができます。
・ポリエステル綿
弾力性があり、へたりにくいという特徴があります。
ダニが付きにくいのが大きなメリットです。
放湿性はあまりなく、こまめな天日干しが必要です。
掛け布団、敷布団、枕の素材として使われています。
・羊毛
保湿力と吸湿性、放湿性に優れています。
敷布団の素材として使われています。
・シンサレート
シンサレートは羽毛布団より軽くて暖かいと評判の新素材です。
不織布を作る技術をベースに開発され、その化学繊維が複雑に絡み合った構造によって高機能を発揮する中綿素材です。
羽毛布団のようにかさばらず、収納もコンパクトにできます。
ただ、羽毛布団のように放湿しませんので、熱がこもりやすいといわれています。
しかし、羽毛布団のように暖かいうえにコンパクトというのは魅力です。
1人暮らしなどで、収納スペースが十分に確保できない場合などにおすすめです。
寝具はお手入れで長持ちする
三つめのポイントです。
『お手入れ』
お布団は、お手入れをしなければ長持ちさせることはできません。
そのため、お手入れのしやすさは重要です。
前項では、綿やポリエステル綿はこまめな天日干しが必要だとお話ししましたね。
シングルサイズでしたら、天日干しはそこまで苦にならないかもしれませんが、ダブルサイズのお布団だと天日干しは大変です。
特に、女性にとっては重労働になります。
大きなサイズのお布団を使うのでしたら、お手入れが比較的簡単な素材を選ぶのがおすすめです。
また、アレルギーをお持ちであれば、丸洗いできるのも大切なポイントです。
最近では洗えるお布団やほこりの出ないお布団なども登場していますので、ご自分に合ったお手入れのしやすい寝具セットを選ぶようにしましょう。
一人暮らしや来客用に欲しい!おすすめ寝具セット
それでは、一人暮らしや来客用におすすめの寝具セットをご紹介します。
●西川リビング 羽毛布団3点セット
羽毛布団・ウール混敷布団・枕の3点セットです。
西川というと、日本ではとても有名な寝具メーカーです。
品質も信頼できますね。
●お布団工房 APHRODITA アプロディーテ 寧々(NENE) 布団3点セット
テイジンアクフィット(R)ECOという、テイジンが開発した素材が使われています。
防ダニ、抗菌、防臭、吸汗、速乾作用を持ちます。
マットレスを使用しなくても良いほどの厚みのある敷布団に、真夏以外は通年で使える軽くて暖かい掛け布団がセットになっています。
●防ダニ布団 ダニゼロックSP 和敷用 布団&カバー 完璧6点セット
アトピーやアレルギーに悩まされている人は多いですよね。
お布団に潜むダニは、アトピーやアレルギーの原因になるといわれています。
このダニゼロックは、「ダニが一匹もいない防ダニ布団」という謳い文句で販売されていて、その自信がうかがえます。
六年使用してもダニ透過率がゼロといわれていますので、アレルギーなどが気になる人にはおすすめです。
セット内容は、枕・掛け布団・敷布団・枕カバー・掛け布団カバー・敷布団カバーです。
和敷用だけでなく、ベッド用もあります。
ベッド派におすすめ!すぐに寝られる寝具セット
寝具セットには、ベッド用のものもあります。
次に、ベッド用でおすすめの寝具セットをご紹介します。
●エムール 布団6点セット ベッド用 「ルミエール2」
エムールは日本のメーカーで、手ごろな価格と質の良い寝具を作っています。
掛け布団とベッドパッドの中綿には、防ダニ・抗菌防臭性に優れているテイジンの「マイティートップⅡ(R)ECO」という素材が使われています。
セット内容は枕・掛け布団・ベッドパッド・掛け布団カバー・ボックスシーツ・枕カバーです。
●UF(ウフ) リネンチェック・羽毛布団セット(ベッドタイプ)
ウフは、シンプルでナチュラルなお布団やカーテンなどを取り扱っている会社です。
シンプルで上質なデザインで、寝具といってもインテリアの一部のようなおしゃれな雰囲気を持っています。
セット内容は、羽毛掛け布団・ベッドパッド(ウォッシャブル)・羽根枕・掛け布団カバー(リネンチェック)・ベッドシーツの6点セットです。
羽毛布団やベッドパッドは安心の日本製です。
上質なものを長く使いたいという人におすすめです。
こちらは、ベッド用だけでなく床に敷くタイプの寝具セットもあります。
お手入れのしやすさも考えて選ぼう
寝心地や値段、お手入れのしやすさなど、寝具を選ぶ基準はたくさんあります。
今回の記事では、寝具の選び方などもご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。
盲点かもしれませんが、お手入れのしやすさはお布団を選ぶうえでとても大切です。
お手入れすることによって、リーズナブルなお布団でも長く使うことができるからです。
家族構成やライフスタイル、それからお手入れのしやすさも考えて寝具を選ぶのがおすすめですよ。